プレイされたゲーム
テーマゲーム
- メガシヴィライゼーション
- オペレーション タイフーン(SPI/HJ/IED)
それ以外にプレイされたゲームで覚えてるもの
- Just One
- アヴァロン
- ドラクエ人狼
- フィヨルド
- Ito
- Here I Stand 500周年バージョン(GMT)
- 沈黙の艦長
- クロニクル オブ ジャパン
プレイの内容
2024年7月13日、13時からの予定で開催されたのが北九州ゲームボーイズ(K.G.G)の合宿です。
会場への搬入は、開催場所のパルトピア山口さんのご厚意により、12時半には可能になりました。
さて、今回の合宿のテーマゲームは、メガシヴィライゼーションです。メガシヴィライゼーションの伝道師(勝手に呼んだ)魔術師コロサイさんと、主催のフジイさんとの決め事で、K.G.Gではオリンピックイヤーにはメガシヴィライゼーションをテーマゲームにすることになってるそうです。魔術師コロサイさんは助手(弟子?)の爆弾正さんと到着されました。
今回のメガシヴィライゼーションでは、目標インド以西でのフルメンバー18人プレイを予定してましたが、残念なことに1人欠の17人プレイとなりました。
この結果、北ヨーロッパのケルト文明が欠ける事になります。が、ケルト文明の領域は進入不可となります。どの文明も、公式による領域設定が成されていて、ケルト文明にもそれがあるのです。
コロサイさんから、ルールと大まかなプレイの指針の説明、そしてサマリーを受け取ってプレイ開始です。
文明割り当てはランダムに行われ、魔術師コロサイさんがバビロニア、爆弾正さんは東インドのモーリア、フジイさんはヘラス(ギリシャ北部)私はアッシリア文明になりました。他の参加者の方もそれぞれ文明を引いてセットアップします。
とはいえ、このゲーム、最初のうちはひたすら自分の領域を確保するために移動するだけです。最初1ユニットの人口トークンから始まった文明は、だんだんと人口を増やして領域を埋めていきます。
ミノア文明(無印やアドバンストシヴィライゼーションではクレタ文明)は海上移動のため船を建造してギリシャに上陸します。ここまでは当然の行動です。
各文明都市建設の時期が来て都市建設を開始、ここで、カルタゴ文明(無印とアドバンストシヴィライゼーションではアフリカ文明)とエジプト文明がトブルクを巡って激突します。おまえらロンメルとオーレンキックかよ、と他の文明が思ってる中、人口を一人ずつ失う争いを繰り広げます。
そうこうするうちに、各文明ともほぼ領域を確定させて文明カードを都市から得て、交易に入ります。
が、文明カードの中には災害カードも入ってます。このゲームの基本は災害をいかにして防いでいくか、災害でいかにして他人の足を引っ張るかです。
さすがメガシヴィライゼーション、マップの端から端まではカメラにおさまらないぜ。
写真は第9ターン、第11ターンのコスト100以上カード3枚を確保する段階に達する前の各文明の勢力圏が見て取れます。
さて、ここから先行文明と遅れる文明の差が現れてきます。やっぱり、経験の差というものはあるもので、経験者の方がトップ集団に食い下がる一方、初プレイ組は100の文明カード3枚という制約を超えられず文明が足踏みしていきます。
バビロニアは宗教国家を樹立、蛮族や他の文明を改宗させて自分の物にする能力で災害の副被害に指定されることを抑止します
が、交易不可の災害カードはどうしようもなく、都市数では他の文明の後塵を拝します。
同じく大災厄を食らったのがバビロニア、暴政で領土を失い隣国に割譲を余儀なくされます。
恐ろしいことに、無印やアドバンストシヴィライゼーションでは1種類1枚しかなかった「内戦」相当のカードがメガシヴィライゼーションには内乱と暴政の2枚入ってるのです。これで出遅れてる国はいいのですが、都市の多い文明は引いて仕舞うと地獄を見ます。
が、さすがは伝道師、バビロニアは一度もASTで立ち止まることなくトラックを進め、15ターンでゴールテープを切ることに成功します。
しかしながら、メガシヴィライゼーションではASTでゴールテープを切れば勝てると言うわけには行きません。それ以外にもVPが得られる要素があって、VPの多い文明が勝利するのです。
災害でひどい目に遭っていたバビロニアは都市数が5個とゴールテープを切るにはギリギリでしたし、文明カード集めも効率的に集めた分他の文明が稼ぎまくってるのには及びません。取り柄は単独でゴールテープを切った事で、他の文明より10VP多くボーナスがある事。
得点集計の結果勝者は……
117VPを稼いだバビロニアでした。
2位は114VPを稼いだミノア文明でした。単独トップでゴールしたことによる5VPがなければ逆転で勝利出来てた所です。
3位は1点差でヘラス、恨みを買うこともなく安定して9都市を持っていたことが利点だったと思われます。
4位が爆弾正さんのモーリアでした。2位のミノアと4位のモーリアは曲がり戦法で人口をうまくコントロール出来たのが高得点の源泉になったようです。
5位はイベリア、割と都市数も少なく、災害も受けてたのですが、巧みなカード購入でVPを稼いだようです。
6位がmonさんのパルティア、7位が私のバビロニアでした。広島組はアドバンストシヴィライゼーションのイメージが抜けなかったのが敗因かもしれません。もっとも、シヴィライゼーション自体の経験はそれなりにあるので、大きくは沈みませんでした。
ここまで1日目の14時ぐらいから始めて1日目は20時30分頃終了、2日目は9時から始めて18時に終了しました。1泊2日でプレイ可能という魔術師コロサイさんの言葉に嘘はありませんでした。
さて、もう一つのテーマゲームはオペレーション タイフーン。
プレイ可能なビッグゲームとして有名です。バルバロッサ作戦のクライマックス、モスクワ攻防戦のその又クライマックス、泥濘期が過ぎて地面が凍結してから、本格的な冬が来るまでの16日間を扱います。
ドイツ軍は、第1ターンは補給切れなのでおとなしくします。例外は第2装甲軍戦区、こちらは第3ターンまで補給切れなので、ツーラを包囲して落とすべくドイツ軍は行動を開始します。
第2ターンからドイツ軍は本格的攻勢に入ります。ただ、ドイツ軍の攻撃はモスクワを目指す直線的なものなので、ソ連軍は”予定通り”の後退を行いモスクワの第1防衛線へと退却します。
予定通りとは行かなかったのが第2装甲軍戦区で、こちらは逆にドイツ軍の予定通りにツーラを包囲、これを陥落させます。これで10VP、あとソ連軍を40ユニット除去すればドイツ軍の勝利です。
が、ソ連軍の損害はそれほど出ず、包囲されることもなく順調にまっすぐ下がっていきます。
さすがにドイツ軍もセーベルポフは陥落させたものの、そこから陣地線にぶち当たって攻めあぐねる……かと思いきや、モスクワ第一陣地帯の南部でソ連軍が包囲されそうになる危機を迎えます。これが包囲殲滅に至るとドイツ軍に天秤が傾きます。
が、危ないと見たソ連軍が頭を抜くことに成功。なんとかモスクワ前面のモスクワ最終防衛線に部隊を収容します。
それ以外の戦区ではドイツ軍は安定したソ連軍の戦線を破る糸口がなく、クリンも落ちないだろうということで、15ターンでドイツ軍が投了してゲームが終了したそうです。
ここまで1日目の14時ごろから始めて、2日目はほぼ12時間プレイ、さらに3日目の午後ぐらいまでかかりました。
テーマゲームの話はここまでにして、テーマゲーム以外のゲームの話を私が見聞した範囲で書いていきましょう。
1日目の夜、宴会組がプレイしたのはJust One、有名な協力ゲームです。
お題でなぜか「悪魔超人」が連発されました。世代差のあるメンバーが集まった結果、「え? それなら私の世代なら一発だよ」というようなヒントがまったく的外れになってたりするのが楽しめました。
あと、ヒントで「悪魔超人」が大活躍してました。
2日目の夜、宴会組がプレイしたのは、アヴァロンとドラクエ人狼。
アヴァロンは正体隠匿系の傑作ゲームです。2回プレイして、一回は円卓の騎士の勝利、もう一回はモードレットが勝利してました。
ドラクエ人狼は人狼をドラクエの世界観でやるもの……なのですが、昼間村人同士が殴り合ってモンスターと思われるキャラを殴り殺すというゲームでした。
3回プレイされました、村人1勝、モンスター2勝だったと思います。
モンスターだとわかってても、出目が腐ると殺せないのに、人狼なのでモンスター側は夜討ちでキャラを殺せます。その代わりモンスターは普通の人狼より数が少なくなってます。
3日目、マルチ組はメガシヴィライゼーションの3人プレイ(可能だそうです)を行ってました。
後は簡単なゲームということで、フィヨルドやクロニクル オブ ジャパンがプレイされてました。
itoは、お題カードを使わず、自分達でお題を出すというプレイが行われてました。お題はなんでもいいので、こういうプレイでもいいのです。でも、一度もちゃんと順番通りにはならなかったようです。
沈黙の艦長は、参加者の一人が艦長になり、残りのプレイヤーが「1分間に」状況報告カード3枚を読み上げて艦長に報告、艦長はその報告を元に安全地帯に進路をとりつつ、主砲を最大の敵のいる所へ打ち込む、というゲームです。
このゲームのバカゲーたるゆえんは、「同数の危険度の所があったら自動的に艦長の負け」というルール。最初っから詰んでることがあるのです。いやあ、まさにバカゲーですね。
Here I Stand 500周年バージョンは、私がやりたかったので4人で無理矢理立てました。
4人ということで、私がハプスブルク家とローマ教皇の兼任、monさんがイギリスと新教徒の兼任プレイでした。
最初オスマン帝国はウィーンを目指して前進する一方、イギリスはフランスの制止を振り切ってスコットランドに侵攻します。
オスマン帝国はベオグラード、ブダを落としてウィーンに迫りますが、野戦を挑んだハプスブルク家の「奇襲」で形勢逆転、スレイマン大帝が捕虜になってしまいます。
新大陸でもハプスブルク家は順調に植民地を広げていってVPを稼ぎます。
対するイギリス&新教徒は、ハプスブルク家に対抗すべくフランスに講和させた後、アムステルダムを攻略すべくハプスブルク家に戦線布告します。
四面楚歌のハプスブルク家の未来はどっちだ?
が、新大陸の支配は効果が大きく、オスマン帝国が講和を申し出た後はフランス相手に戦争を続けます。
フランスは宮殿建設を進めつつ、イタリアに大規模侵攻を開始します。
オスマン帝国に備えて駐屯してたハプスブルク軍は長躯ウィーンからイタリアに侵入、これを殲滅して26VPを得ますが、フランスのVPを十分に削りきれず、22VPを得ていたフランスを6VP以上上回ることが出来ずフランスが勝利しました。
2国もちプレイヤーは、VPが低い方の国か、高い方の国-5VPのどちらか高い方が勝利条件上のVPになるのです。
ここらで時間ということで、3日間の合宿は解散となりました。
みなさん、無事に家まで戻られたようです。
感想
メガシヴィライゼーション、17人プレイと聞いた時はまともに終わるのかと思いましたが、魔術師コロサイさんの手際よい進行もあってちゃんと予定時間で終了しました。様々なプレイエイドやサマリーも用意されていて、プレイしやすいようになっていたのはさすがです。
写真は、27文明でプレイ可能な日本からイベリア半島まで入ってるマップです。
眼福でした。
今回は魔術師コロサイのインスト勝ちでしたが、2位のミノア文明も割と災厄に見舞われてた国なので、偶然の要素がもう少しミノアに有利に働いていれば逆転の可能性もあったと思います。
オペレーション タイフーンはソ連軍の順当勝ち、やっぱり第1ターンから攻撃しないとドイツ軍は厳しいみたいです。現に初手から殴りかかったツーラ方面ではうまくいってたのですから。
夜のゲーム会は、順当にバカゲーをやる予定だったのですが、超バカゲーはやらなかったように思います。去年は地獄の長時間ゲームと化してしまった超人ロックがプレイされてしまいましたが、今回は一応ちゃんと2泊眠れました。
来年の北九州ゲームボーイズ(K.G.G)は一応フリーゲーム会として、テーマゲームは決めないそうです。
ただ、パックスブリタニカとトワイライトインペリウム、そしてコロサイさん達が希望して参加されるようならメガシヴィライゼーションはプレイしたいと主催者は話してました。
個人的に私はパックスブリタニカはやりたいと思ってます。
再来年は14人制ディプロマシーの予定だそうです。
最後になりますが、主催のフジイさん、3日間ありがとうございました。来年は1泊ビール2本のノルマだそうなので、ジュースの量をそれなりにして広島組はビールを1ケースぐらい持ってく予定にしておきます。
魔術師コロサイさんと爆弾正さん、お疲れ様でした。最悪でも4年後のオリンピックイヤーでは、またメガシヴィライゼーションでお会いいたしましょう。
参加者のみなさん、ありがとうございました。、また来年無事に会えることを願ってます。
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