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2005年12月26日 (月)

2005年12月特別例会

プレイされたゲーム

  • The Longest Day(AH)
  • Paths of Glory(GMT)

プレイの内容

今日のメインイベントは、GIFへの遠征のための最終練習のための
The Longest Day、上陸シナリオのプレイ。
ビッグゲームだけあってセットアップだけで優に2時間以上かかります。
TS260062
TS260063 TS260067



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とても一枚の写真には収まりきりませんでした。
デジカメを持って行かなかったので携帯電話の
カメラ機能を使ってしまったことも一因ですけど。

さて、セットアップが終わったらいよいよプレイ開始。
まず空挺降下でサイコロを振ってどこへ落ちたか判定。
さっそくドイツ軍の上に降下して差し違える部隊が現れます。
が、これはただのサイコロ判定だけ、ルール片手になんとか進みます。

続いて、空爆の目標設定。
ここは、ジェネラル誌にある作戦研究を参考にして
その通りにやってみることになりました。
バイユー近くの砲台に16爆撃力集中して黙らせ
オマハを撃てる砲台2つを残った空爆力で叩き
余った爆撃機はオマハ上陸の支援をやらせるというもの。

交通妨害は、21Pzやユタ海岸での兵力展開を妨害して
可能な限り沿岸砲台を撃破することをねらっているようです。
配置位置を撮影したのは以下の通り。

TS260070TS260068



正直、こんな配置すぐには思いつきません。
そして、確かにこの配置は見事で
21Pzの自由な展開は完全に阻止しているのです。

さて、空爆の配置が終わったら次は艦砲射撃。
撃てる相手が少ないのがご愛敬。沿岸防護部隊をねらい
圧倒的な火力で沿岸砲台をつぶし
ロケット砲と余った砲撃力で海岸防護を叩きます。
が、空爆では砲台2つを撃ち漏らし艦砲射撃も
期待した戦果は上げられずじまい。
これがどう出るかは、その直後の沿岸砲台の砲撃で明らかになりました。

今回、一つの砲台は一つの海岸しか撃てない、という
オプションルールを採用したにもかかわらず、ゴールド、ソード
そしてもちろん、オマハ海岸は1/3の確率で命中する大砲撃を受けます。
ソード海岸では一つの上陸地点が完全に混乱させられる大損害。
ゴールドではそれほどでもなかったものの、血のオマハは見事に再現されます。
さらになぜかレンジャー部隊まで海岸砲に撃たれ(ルールでは禁止されてないらしいので)
混乱してしまうおまけつき。
続く上陸作戦、ユタ、ジュノーは無難に成功。
沿岸砲台には叩かれたソード海岸も、もう一つの海岸での
上陸成功を使って橋頭堡を堅実に確保。
ゴールド海岸も無事上陸出来た部隊が上陸失敗した部分をフォローして橋頭堡拡大を続けます。

しかし、オマハだけは例外でした。
徹底的に海岸砲台に撃たれ、上陸支援戦車もなく歩兵突撃頼みだったために
結局2カ所しか橋頭堡が確保出来ません。

続く後続期にもしっかり海岸砲で撃たれまくり、イギリス軍やユタ海岸では
確実に地盤固めが出来ているのにオマハだけは上陸部隊を収容する
範囲を確保するのにも一苦労するしまつ。
これで、司令部は混乱してももう一度砲撃が命中しなければ除去されない
というルールを採用していなければかなり悲惨なことになる所でした。

厳しいことは続くもので、ドイツ軍の反撃でなんと2つしかない橋頭堡の一つが破壊されます。
「どないせっちゅーねん!」というところで時間切れ。
なんとも長い一日になりました。

パスグロは、ロシアのスチームローラーがイタリアまで到達したそうです。

感想

古いビッグゲームだけあって、ルールに謎なところがいろいろ出てきます。
今回も一つずつルール確認をしながら、あれはどうだろう、これはどう解釈するだろうと
議論しながらになってしまいました。

ジェネラルの作戦研究は、基本的に沿岸砲台を撃破することに重点を置いているようです。
HGS的事前研究では、沿岸砲台は空爆でつぶし、航空阻止は鉄道網破壊に回すのが
基本戦術とされていましたが、こちらは航空阻止は移動妨害を主体として
沿岸砲台は上陸部隊が攻撃で踏みつぶすことを考えているようです。
確かに、沿岸砲台の防御力は高くないので、成功するならこちらのほうが
効果的ではあるようです。
かわりに、ヒトラーユーゲントがどこにでも移動出来てしまうのですが
これに沿岸砲台を黙らせた後に上陸する砲兵で対抗せよ、ということなのでしょう。

諸兵連合効果は、まさに神です。
ドイツ軍は対戦車砲&歩兵のスタックで守るのでなければ
簡単に連合軍に焼き払われるでしょうし連合軍もまた同じでしょう。
それを阻止するために事前の防御射撃で対戦車砲をつぶしてから
攻撃に出るのが基本戦術になるのでしょうか。

あと、初心者がはまりやすい罠として、初日、ばらけているドイツ軍の師団を
可能な限り速やかに集合させ、補給物資と司令部とをスタックさせなければ
ならないことを忘れてしまい、部隊を補給切れにしてしまうのだそうです。
確かに、なんでこの部隊がこんな所に?というのがありますし、補給物資を
すべての司令部にわりあてるのにぎりぎりしか補給がないので
これは重要でしょう。

さて、これで、たぶん事前に準備出来ることはすべて終わったはずです。
あとは本番だけ、ですね。

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2005年12月11日 (日)

HGS2005年12月例会報告

2005年12月例会報告

プレイされたゲーム

  • レイルロード・タイクーン
  • Paths of Glory
  • 君主論

プレイの内容

 今回から、例会報告はブログに書くことにしました。
というのも、アップロード出来るファイル容量が段違いなので
写真を加工せずにUPできるのです。

サムネイルが普段は表示され、クリックすると全画面が表示される仕様です。
全部手作業でやる必要がないので、私みたいな不精者にはありがたい機能です。

PC110896

写真は、レイルロード・タイクーン。

最近、HGSでやっている、荷物運びをするドイツゲームの
PCゲーム版です。
ただ、このゲーム、借金によるVP減少が他のシリーズに比べて
非常に小さく、カードの効果も巨大なので、ちょっと展開が
大味になる嫌いはあるようです。
地図も、拡大写真を見ればわかるとおり、かなり巨大で競合もなにもないですし。

午後からは、君主論をプレイ。
PC110898

こちらは、マキャベリ時代の君主になって都市を立て
名誉を争うゲームのようです。

プレイ時間もかなり短く、考えさせる要素もけっこうあって楽しめました。

同時に別卓でプレイされていたのがパスグロ。

PC110899



初心者のインストプレイなのですが、序盤の手加減と
セコンドが入ってからの行動(とはいえ、西部が崩壊仕掛けていた時に
中東で攻勢に出るよう進めただけですが)でバランスがとれて
時間切れで終わったのが惜しい展開になってました。

中東ではYLD軍がMED軍を救出してコンスタンティノープルを攻略に出かけ
一方の東部戦線は完全に崩壊し、西部戦線では、ヴェルダンとナンシーを落としているものの
バルカン戦域では協商軍の逆襲を受けていたのです。
はちゃめちゃですが…VP的にはいい勝負だったのです。

感想

30年戦争をプレイした人からちょっとした意見を聞きました。
曰く、パスグロ以外のカードドリブンだと、カードイベントをプレイする楽しみがない。
そうかもしれません、状況を有利にするためにイベントをプレイするけれど
そのイベントによってだんだん戦争が激しくなる、という感覚が味わえる
ゲームは、パスグロしかありません。
そういう感覚を味わうことが、カードドリブンの醍醐味とするなら
そういうゲームはないわけですから。

大抵のカードドリブンでは、イベントカードとして使うと二度と帰ってこない分
使うだけ損だったりするわけです。
むしろ、下らないカードをデッキからなくすためにイベントとして
消費していく、という、何か間違ったプレイになるようです。

それはそれとして、別なおもしろみもあるようにはおもうのですけどプレイしたことがないので
論評は避けることにします。

でも、一つだけ言わせてください。
さいの目修正の効果は、与える最大打撃を増やすことより
むしろ予想外の敗北をさける効果だと思うのです。
10面体を振るからこそ、低い目をさける必要があるように思うのですけど。

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