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2006年4月30日 (日)

4月特別例会(GW準備例会)

プレイされたゲーム

  • GBクルスク(SPI/6A)

プレイの内容

 今日は、GWにプレイする予定の、GBクルスク6Aバージョンの練習プレイだったのです。
練習プレイということで、シナリオは7月シナリオ。オプションルールは一切
入れないことにしてプレイしました。

練習と言うことで、初期配置もソ連軍担当の即興によるものになりました。

P4301030



リゴフ方面が手薄になってますがその分他の地域が強固になってます。
私の前回のプランよりも改善されていて、大河川沿いの防衛線は
かなり合理化されてます。ソ連軍でプレイする場合には、取り入れるつもりです。
ちなみに、私は中央軍集団担当でした。

さて、写真をみてもらえればわかるとおり、このゲームの定石と言われる
オーバーランによるリゴフ挟撃→クルスク突進案を発動します。
強力きわまりないオーバーラン攻撃によりソ連の防衛戦を楽々と突破するドイツ軍。

一方のソ連軍は、通常モードを使っての2ヘクス退却を用いて損害を出さないようにし
それによって戦略予備軍の投入を避ける、けちけち作戦を使って撤退していきます。

予定通り第一ターンにリゴフを攻め落としたドイツ軍は第2ターン以降
地道に…というよりは、大規模に退却したソ連軍を追ってクルスクの外郭陣地に到達。
ここからSS装甲軍団と第48装甲軍団と第41装甲軍団と第47装甲軍団
要するにドイツの総力を挙げたクルスク突入作戦が開始されます。
対するソ連軍はクルスクにハイスタックをかき集めて防衛を固めます。

その分他の戦線がおろそかになっていたので、ドイツ南方軍集団担当は
史実でケンプフ軍支隊が実行した東方突破作戦によってソ連軍の予備兵力を
吸引、撃破を試みます。

一方、第2装甲軍戦区~攻勢に出る第9軍の裏側~では
ドイツが採用した「3歩下がって2歩前進」のローテーションディフェンスによって
ソ連軍は地道にではあるが着々とオリョールへ向けて前進します。
一方のドイツ軍は、1ターン1ヘクスの割合で予定通りの退却を実施していきます。

#ローテーションディフェンス:前線を形成するユニットの後方にユニットを貼り付け、ZOCで戦闘後前進を1ヘクスに制限する防御法

こうして、オリョールでは着実な前進、クルスクでは血みどろの殴り合い、そして
その両翼での着実なドイツ軍による掃討作戦が最終ターン直前まで続きました。

が、ここで、最終ターンになって、クルスク攻略担当、中央軍集団司令部が
ルールの盲点に気づきます。

このゲームでは、6戦力あればオーバーラン攻撃が出来ます。
そして、コラムシフトは左端まで行けば左端の0戦力以下の欄で解決します。
そして、このCRT、たとえ左端、最低コラムで攻撃しても、防御側が
4ステップ以下にまで消耗していれば5/6の確率で損害を出させることが出来
逆に攻撃側の損害は2が平均なのです。

これを使って、ドイツ軍は1装甲師団ごと順番にオーバーランを実施することに変更。
着実にステップロスを喰らわせてクルスクを陥落させることに成功します。(万歳!)

が、これは、ソ連軍プレイヤーにも同じ事が出来ると教えてやったような物でした。
ソ連軍も、クルスクにいるドイツ軍相手に同じ連続オーバーラン攻撃を実施。
この戦術でクルスクを奪回したところでちょうどゲームが終わりました。

感想

”これだけドイツ軍が強いのなら史実案でもクルスクに行けるんじゃないか”と
思えてきます。
5ステップスタックでも、まず最大火力で叩き(防御側はまず3損害を出すことになる)
ここから連続オーバーラン攻撃をたたき込めば戦線に穴が空くことは確実ですから。

そこをなんとかするのがソ連軍の腕の見せ所なのでしょう。
史実よりドイツ軍を強力にして、ソ連軍に緊迫感を与えているデザイン手法にも思えます。
もっとも、史実通りにしか突破できないデザインをしても誰も面白いとは思わないでしょうが。

南方だけにゲームを限ればまた話は違ってくるのでしょう。
案外、南方だけを、PGGかオペレーションタイフーン、あるいは
ヴァハト・アム・ラインのシステムで普通にデザインするのが
一番クルスクらしくなるのかもしれませんね。

作戦研究をもう少しやってみないと、なんとも言えないわけですけど。

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2006年4月16日 (日)

4月例会報告

プレイされたゲーム

  • (クレヨン鉄っちゃんのなにか:イギリス版スチームエイジ原型らしいです)
  • (クレヨン鉄っちゃんのなにか:アルゼンチンに鉄道を引いていくゲームみたいです)
  • UP FRONT
  • (電気引きの何か)

異様にゲーム名を忘れまくってます。メモを書かないとこういうのはだめですね。

プレイの内容

連休のメインイベントでプレイされるはずのGBクルスクのルールを
6部コピーして持ち込んだら、なぜか例会参加者の半分がすでに購入済みでした。
とはいえ、せっかく持ってきたので、ソ連軍の駒だけ鑑賞会で
7月のセットアップとして並べてみました。

P4160948 六角リプレイとはすこし違った配置になってます。
7月シナリオと7月シナリオとの違いももちろんありますが
基本的には、ドイツがリゴフ案を採用するであろうことを
前提にした防御態勢になってます。

リゴフ方面は、薄いながらも完全な複線防御で、さらに拠点防御用に3個師団を配置しました。
それ以外の方面では、大河川による防衛が可能な場所以外は
すべて第二線に軍団ユニットを配置するか、3線で防衛してあります。
拡大図は以下の通り。
P4160949 P4160950



大河川(ドネツ)沿いの防衛線がタイトなのが見て取れると思います。
大河川沿いの防衛を可能な限り手抜きしてベルゴロド方面の防衛に回してるのが
この配置のポイントですね。

クレヨン鉄っちゃん、その1は、イングランド西部(あるいはウェールズ)を舞台にした
スチームエイジ風のゲーム。何がどう大事なのかがよくわからず
プレイを続けて行きました。どの路線がどれだけ大事なのか全然わからないうちに
ゲームが終わったように思います。
その2は、アルゼンチンに鉄道を引くゲーム。
P4160947
チットを引いて何が出来るかを決め、何をするにせよ競り合いが
必ず起きるのが斬新なゲームです。
これも、一体なにをすればいいのかよくわからないうちにゲームが終わってしまいました。

昼から、挨拶に来られた方(ハンドル名がわからないので名前は伏せさせていただきます)がありました。
珍しい手みやげなので思わず写真に収めてしまいました。
これです。

P4160954
自衛隊まんじゅう「撃」です。






中身はこれ。

P4160956

説明不要のインパクトです。




まあ、中身は普通の饅頭なんですが。
P4160960



今日はゲームプレイの時間がなくて残念でしたが
こんど何かプレイしましょう(掲示板に書いてもらえると助かります)

電気引きは、フランスマップでプレイ。
3人プレイだと発電所が回らず最後は発電能力「だけ」で勝負がつきました。
なかなかバランスが難しい物です。

アップフロントは、最近やってないのでルールを大幅に
忘れてしまっていることが判明しました。
おかげでルールブックをひっくり返しながらのプレイです。
一応、シナリオBまでは進みました。
プログラム式でステップアップはしているのですが
面白くなってくるシナリオまでなかなかたどり着かないのは困りものです。

感想

最初に、時間ぎりぎりまで撤収せずに結局タイムオーバーになったのは
悪かったな、と思ってます。
もうすこし、片付けを早くしないとまずいですね。

18XXシリーズのイタリア編、ルールが翻訳されれば6日にプレイする予定だそうです。
もっとも、翻訳が終わるかどうかはまだ未定らしいんですけれども
終わらなければ、たぶん、プレイするべきドイツ系ゲームが他にあることでしょう。

アップフロントは、細かい部分でルールを忘れてるのには困りました。
ルール解釈の間違いにはもっと困るわけですが。

GBクルスク、HGSでは、妙に買う人が多いように思います。
少なくとも4人が購入済みというのは、かなり高い保有率です。
これだけ買う人が多いとは、正直思ってませんでした。
確かに、OBは今となっては間違いが多々あるとしても
クルスク戦の「決定版」の地位は未だに保持している作品ですから
コレクターズアイテムとしても押さえておきたくはありますね。

さて、GWのプレイ、どのシナリオで、どれだけオプションルールを入れての
プレイになるんでしょうかね?
30日の練習プレイ次第だとは思うんですけれども。

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