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2007年7月22日 (日)

広島・ゲーム・サービス2007年7月例会報告

プレイされたゲーム

  • Empire of the Sun(GMT)
  • 信長最大の危機(GJ)/再販の方です。
  • アサノサンダー・トライアンフ(だったっけ?同人GJ時代のカルタゴvsローマのゲームです)
  • Liberty(Colombia)
  • スモレンスク攻防戦(CMJ)
  • マーケット・ガーデン作戦(CMJ)

プレイの様子

 今日は、連続例会の直後の週ということで
あまり参加者がいない、と思われました。
が、幸いなことに8人ぐらい(正確には数えてないのです)
の参加者を迎えることが出来ました。

 さて、私がプレイしたのは、EotS。
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とりあえず、今回は私が連合軍を引き受けてのプレイです。
が、今回、日本軍は極端にカードの引きが悪く
42年を終わっても、まだ東南アジアの征服が終わらない始末。
ビルマ方面では、連合軍の攻勢を受けてまるきり
受け太刀の有様です。

が、引いて守れば日本軍は強い強い。
毎ターン5ヘクス押さえなければならない連合軍相手に
なんども食い下がって戦意を削ってきます。

とどめを刺したのが、インドの革命(2枚連続でインドの不安定化が来た)
戦意は1まで下がるわ、手札の引きは一枚減らされるわ、勝ち目がなくなったので投了しました。

信長最大の危機再販版は、それなりに楽しんでいたようですが、展開はわかりません。
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こちらは、同人時代のGJのカルタゴvsローマの陸戦ゲーム。
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バランスはともかく、楽しんではいたような気がしますが
これも、私はEotSにかかり切りで見てないのです。

こちらは、今や評価が安定したと思われる
ドイツ装甲軍団シリーズ。

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スモレンスクの方は、ドイツ軍が中央部分で陽動を繰り返して
手薄なところを作ろうとしたところ、逆に外線を占めた
ソ連軍に押さえ込まれてしまっていたそうです。

マーケットガーデン作戦の方では、空挺降下が
5ターンと遅かった事もあり、ドイツ軍の
「歩兵ユニットを犠牲にしてライン川西岸に
機械化部隊を温存する」戦術によって
歩兵部隊を殲滅したものの、VPは獲得できずに終わってしまいました。
(損害が多すぎてライン川渡河のVPが帳消しになってしまったのです)

リバティ、こちらも最近定番になってきました。
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フランスの早期参戦で西インド諸島を制圧されたものの
最終ターン。ニューヨーク決戦に勝利したイギリスが
ぎりぎりで勝つか…というところで、時間切れになりました。

感想

EotS。どうも致命的にゲームバランスが日本軍有利なようです。
他はまあ許せるのですが、インドの崩壊しやすさは異常です。
インド崩壊の条件を「北インドヘクスをすべて日本軍が占領していて
なおかつインド崩壊の欄に2ターンマーカーが存在していること」とするか
勝利条件を多少いじって、日本の降伏条件を
「連続2ターン戦略爆撃を成功させ、かつ、”補給下にある”日本軍の支配している
 資源ヘクスを1ヘクス以下に抑える。あるいは本土決戦に勝利すること」
ぐらいまで押し下げないと(これでほぼ史実通りです)
まず7:3ぐらいで日本軍が勝利するでしょう。
もしかしたら、連合軍に、何かすばらしい戦略があるのかもしれませんが。

話題は全く変わります。
ドイツ装甲軍団は、やっぱり出色の出来ですね。
作戦級ミニゲームとしては、10年はこれだけで戦えます。

同人GJのカルタゴ物、話を聞く限り、悪くはなさそうです。
とはいえ、どう考えても、古代戦のいろんな時代の戦いが再現できるように
拡張された上で、別冊で再版されたりはしないでしょうが。

リバティも、積み木系統の中では、ルールが簡単でプレイしやすく
バランスも悪くないみたいなので(イギリス軍が厳しいのは間違いないですが)
当分定番としてプレイされそうです。

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2007年7月16日 (月)

広島・ゲーム・サービス2007年7月特別例会の報告

プレイされたゲーム

  • Empire of the Sun(GMT)
  • Liberty(コロンビア?)
  • Hundred days campaign(どこでもいいや)
  • 激闘・キエフ攻防戦(GJ)

プレイの内容。

 本来は、2日掛けてやる予定だったのですが、台風襲来により
今日一日だけの例会になってしまいました。
その、台風は四国沖を通過して15日は晴天、なぜか16日の方が
天気が悪くなったりするのは、マーフィの法則です。

さて、今回まずプレイしたのは、Empire of the Sun。
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カードドリブンの太平洋物です。
私が日本軍を受け持ってとりあえずプレイ開始。
真珠湾奇襲を綺麗に決め、史実以上の大戦果を上げた
日本軍は、余勢を駆ってビルマ侵攻も実施、北インド諸都市を蹂躙していきます。

が、一方の連合軍も第3ターンから積極的な反撃を開始。
第4ターンにはソロモン諸島を奪回、第5ターンには手薄だったトラックを奇襲で奪取。
第6ターンには、もうフィリピン攻防戦が始まります。

ある意味山場が来ると思いきや、勝負自体は、あっけなくついてしまいました。
フィリピン上陸部隊を撃破され、アリューシャン占領による戦意低下が発生し
ヨーロッパの戦局が大幅に悪化(エジプトでも落ちたのでしょうか)とどめとばかりに
東条の辞任で米軍の戦意は”0”に低下、太平洋戦争は東条辞任をきっかけとした
日米和平で戦いが終わることになりました。

リバティは、3回プレイされたようです。
一回は私もプレイしました。
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積み木のアメリカ独立戦争です。
質に勝る少数精鋭のイギリス軍が
質より量のアメリカ軍を踏みつぶす話かとおもいきや
アメリカ諸都市をイギリスが自分で占領しなければならないため
イギリス軍の方が分散して都市を守らねばならず
これを、集中したアメリカ軍が各個撃破を試みる展開になります。

私がプレイしたときには、フランスの参戦を得られなかった
アメリカ軍が、イギリスの「ゲリラ戦術」の前に敗北してしまいました。
(まあ、私がイギリス軍ではあったのですが)

GJキエフ、最近やってないのでルールは大幅に忘れていたようで
最初のプレイは、致命的に(同時にチットを引いていた)間違っていたようです。
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2回目のプレイはルールを読み直してのプレイ。
前進防御を仕掛けるドイツ軍にソ連軍は苦戦したものの
なんとか、5ターンにはキエフを制圧、第二次攻勢のための
兵力増強を…、というところで、時間切れになりました。

感想。

Empire of the Sun。太平洋戦争のキャンペーン物はいつでもそうですが
何かが違うような展開になってしまいました。
東条の辞任で日本が勝利する、というのは、日本人的には、感覚として
おかしいように感じるでしょう。
もっとも、アメリカでは、今でも東条はヒトラーと並ぶ悪人扱いみたいですから
東条が総理大臣でなくなるだけで、和平交渉の余地が生まれるのかもしれません。

このゲーム、日本軍と比べて、連合軍は圧倒的な戦力を持ちながら
つねに”ぎりぎり”の戦いを強いられるようです。
戦意向上関係のイベントカードは2枚だけ、しかも、日本軍にも
戦意を下げさせるイベントカードが入っているのでイベントによる戦意変動は
結局日本軍優位です。
戦略爆撃と戦略潜水艦戦による戦意高揚を足してもトータル12。
日本軍が、イベントで-3。さらに中小国の制圧で-4、アリューシャンで-1。
文字通り、アメリカ軍の戦意は、ぎりぎりのところで戦うしかないわけです。
まあ、今回は、連合軍の引きが弱すぎて、ヨーロッパ方面が崩壊してしまったわけですが。

リバティは、それなりに遊べるいいゲームだと思います。
フランス参戦前にアメリカ軍を消耗させたいイギリスと
フランス参戦までぎりぎりの防御態勢でしのいで
なんとかイギリスを撤退させようとするアメリカの
駆け引きが楽しめます。

以下余談。

大逆襲(GJキエフ)、ゲーム上の演出として、史実より初期配置部隊は間引き
ソ連軍の行動可能ユニットは増しているそうです。
まあ、それでも、史実通りにはキエフが落ちないわけで
史実のソ連軍がいかに速やかに進撃したかがよくわかります。

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