2010年2月例会報告
プレイされたゲーム
- ビザンチン
- スモレンスク攻防戦(CMJ)
- マーケットガーデン作戦(CMJ)
- 西南戦争(GJ)
- ネパール
- 転車台
- (カンサスレール)
プレイの内容
今日はさいとうさんの送別会、というわけでもないのですが
新作ゲーム、ビザンチンをさいとうさんを含めて4人で(4人用なのです)プレイしました。
このゲーム、アラブvsビザンチンで勢力争いをするゲームです。
しかし、プレイヤーは、アラブとビザンチン、双方の軍勢を”同時に”プレイ
することになります。そして、その両者で稼いだVPを合計して、最終的な
勝者を決めることになります。
言い換えるなら、自分のアラブ軍で他人のビザンチンの都市を落とし
自分のビザンチン軍でアラブ軍に反撃するゲーム、というわけです。
戦闘は4以上出せば1HITの6出ろシステム。エリート兵はさいころ一個分の戦力ですが
普通の兵隊は、何人いても3Dまでしか許されないのがポイントでしょうか。
移動にも当然補給が必要、都市を占領するのにも補給が必要と、とにかく
何をするにも補給がいるのも、このゲームの特徴でしょう。
全部で3ターンしかかからないゲームだけあって、午前午後と2回ぷれいして
まだ時間が余りました。勝者は……やっぱルールのサマリーを制作された
アマノさんの二連勝となりました。
マーケットガーデン作戦とスモレンスク攻防戦は、どちらもドイツ装甲軍団シリーズです。
マーケットガーデン作戦は、空挺降下でばっさり戦線を食い破られて
ドイツ軍が負けていたようです。
スモレンスクは、どんな展開だったかしりません。
ネパール、ネパールの山岳地帯に通商路を作っていくゲームです。
そして、通商路の作り方が”文明の曙”方式。つまり、エリアごとに
配置できる勢力の数が決まっていて、その勢力の範囲内で
共存しようとおもえば出来る、というわけです。
そして、自分の勢力の一つながりで、いくつもあるカードで
指定されたいずれかのルートを保持していれば、そのルート分の
VPが得られる、というわけです。
どのルートがおいしくVPが得られるのかわからないままプレイして
結局初手で動いたプレイヤーがリードを保って勝利してました。
後手番になると、移動先を封じられて消耗戦になってしまうんですよね。
カンサスレールは、時間切れで終わってしまいました。
西南戦争については、感想に回します
・感想
ビザンチン、なかなかいいゲームです。何をどうやったら勝てるのか
よくわからいのですが、その、”わからなさ”が、ゲームの核になっているのですから。
アラブ軍、ビザンチン軍、その戦力バランスをよく考えて部隊を機動させる
必要がある点、斬新なスタイルであるともいえます。
で、西南戦争なんですが……が……
西郷軍が障害地形に立てこもると、政府軍は手も足も出なくなります。
もちろん西郷軍は、そのままでは勝てないのですが、少なくとも負けはなくなります。
一方の西郷軍は、熊本城を落とせば勝てるのですが、熊本城が陥落する確率は
最高の状態で攻撃して、概ね1/4。西郷軍の損害の期待値は1。
3~4回最高の状態で突撃すれば、まあ落ちるでしょう。
そして、政府軍としては、相手が熊本城への突撃で
損害を出したところで、政府軍が攻撃して、さてどうでしょう?という
戦いしかやりようがありません。
よーするに、作戦の余地がないのです。
史実では、制海権を利用して、政府軍が西郷軍の裏手に回ったことが
西郷軍の敗北の大きな要因になりました。この要素がまったく無視されてるのです。
政府軍の強襲上陸のルールは、このゲーム、入ってたほうがよかったように思います。
少なくとも、そうすれば、短期決戦を挑まざるを得ない西郷軍の立場が
より明確に現れたでしょうから。
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