« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

2010年3月28日 (日)

2010年3月例会報告

プレイされたゲーム

  • コーカサスキャンペーン(GMT)
  • チェルカッシー ポケット
  • (タイトル忘れた:鉄道ゲームの何か)

プレイの内容

 本日のメインイベントは、鉄道ゲーム……ではなく、コーカサスキャンペーン。
 曳光弾さんをお招きして、私がソ連軍、曳光弾さんがドイツ軍でプレイ開始となりました。
 画像をとりそこねたので、文字だけでの説明になりますがご了承ください。

 第一ターン、我がソ連軍はドイツ軍の前に、快調に撃破されていきます。しかもドイツ軍にろくすっぽ損害が出ない。これはさい先悪い立ち上がりです。
 第二ターン以降も、ユニットの損失は頭の痛い限り、なのですが、幸いにも
慎重な攻撃を続けてくれたおかげで、第三ターンまでクラノスダールを維持することには成功します。かわりに、マイコプが落ちたので、差し引きゼロですが。
 ここで、ドイツ軍は、部隊のほとんどいない、グロズヌイ方面に機械化部隊を転進させます。これでタマン半島のソ連軍は一息つけました。ハイスタックでクラノスダール周辺を固め、マイコプ周辺にも増援を送り込んで、側面に圧力を加えます。
 そのころ、忘れ去られたエリスタ方面では、ルーマニア軍が地道な4:1攻撃で前進を続けます、が、エリスタそのものにたどり着く頃には、攻撃も息切れ、エリスタは落とせずじまいになってしまいます。
 一方のグロズヌイ方面では、機械化部隊の主力を投入しただけあってソ連軍を圧倒、したまではよかったのです。
 ところがタマン半島を軽視したつけがドイツ軍にまわってきます。アゾフ海小艦隊に、戦線後方のVP都市を奪回されてVPが減少、ここに、完全に忘れ去られていたコーカサス山脈を越えた山岳歩兵の突進で、守備隊のないVP都市をソ連軍が奪回。これでソ連軍はサドンデス勝利を収めました。

 ドイツ軍は慣れてないと、つい戦力を二分したくなりますが、それをやると
どちらでも戦力が不足して、攻勢が頓挫してしまうのです。グロズヌイ方面でソ連軍を圧倒したとはいえ、グロズヌイ正面までたどり着くには、側面保護に必要な
兵力が不足していたのですから……。

 というわけで、HGS流のドイツ軍の攻めを見せることになり、攻守ところを変えて再プレイ。
 我がドイツ軍は、順調にソ連軍を撃破、第三ターンにクラノスダールを奪取します。
 こう書くと、何か調子がよさそうなのですが、そこにたどり着くまでに、装甲師団二個が基幹戦力にまで落ち込み、SS機械化歩兵師団もステップロスする大損害が代償なので、あんまり自慢にもなりません。エリスタ方面には第16機械化歩兵師団を投入、エリスタを占領した後、エリスタ防衛は歩兵師団に任せて、南方に第16自動車か歩兵師団を転進させます。
 一方、タマン半島攻略には、機械化部隊を補充のために休ませることをせず、クラノスダールにたどり着くまでは絶対にやめない攻撃を続けます。アゾフ海小艦隊も、歩兵師団によるEXの戦闘結果で除去、後方の安全を確保に成功します。マイコプ方面は歩兵師団5個に任せます。この部隊は期待に応えてマイコプを占領、さらにトゥアプセめざして前進。……してるところで、サドンデスVPをドイツ軍が確保することに成功しました。
 死守命令のさいの目がはしらなかったのが、ソ連軍の敗因っちゃ敗因なんですけどね。確率1/2のところで、ことごとく失敗してましたから。

 チェルカッシーポケット。勝利条件:ソ連軍が手を結んだらソ連軍の勝ち、阻止すればドイツ軍の勝ち。展開、まるで第一次世界大戦のごとく、損害を出しながら戦線を押し込むソ連軍と、それに対して機動防御で戦線を保持するドイツ軍。
 勝利条件的にはバランスがとれてるのかもしれませんが、どこらあたりがポケットなのかさっぱりわからないゲームです。史実を完全に無視してプレイすれば、ゲームとして楽しいのかもしれませんが、史実を少しでも意識するなら、ただの駄目ゲームとしか言いようがないでしょう。

 (鉄道ゲーム:Gulf & mobile だったかな?)は、アメリカ南部、アトランタ周辺を扱うゲームです。都市と平地に鉄道を示すキューブを配置していき、都市を接続することでVPを確保していきます。ここでひねくれてるのは、キューブの色が鉄道会社ごとにあるわけではないこと。線路を示すキューブの色は、鉄道外車の数の1/4以下しかなく、しかも全色使用されるとゲーム終了なのです。
 線路は都市から都市につながるよう引くしか無く、しかも線路が引けるのは原則として会社の株が売れたとき、売れたお金で引くのが基本。しかも株は入札で手に入れるので、気に入った株が買えるとは限らないのです。
 5回ぐらいプレイされていたそうなので、おもしろいゲームには町が内々でしょう。

感想

 曳光弾さん、今日はありがとうございました。結果はああなりましたけど、HGSだと基本戦術が出来るぐらいまでプレイされてるゲームなので、単純にプレイ回数の差が出ただけだと思います。
 コーカサスキャンペーンは、全力でタマン半島を掃討し、のち、グロズヌイ方面に機械化部隊が転進す る。歩兵は黒海沿岸を攻勢に出るのが、ドイツ軍のパターンであろうという気はします。少なくとも、HGSでは、そういう結論になりました。福岡では、この結論とは違った答えが出るのかもしれませんが、一度この戦術を試してみてください。

 チェルカッシーポケットは、何を考えたらああいうゲームになったのかよくわかりません。システムを優先して、史実通りの展開はあきらめ、勝利条件でバランスをとったらああなったのかもしれませんが、それはもはやヒストリカルシミュレーションとは言わないように思います。

 鉄道ゲーム、amanoさん曰く、出尽くしたと思ったけれども新しいパターンのゲームが出る。まったくその通りだと思います。線路をキューブで表すゲームは
ほかにもありましたが、線路を表すキューブが会社と直接はリンクしないゲームというのは斬新なアイディアですね。機会があったら、自分もやってみたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »