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2011年3月13日 (日)

2011年2月例会報告

プレイされたゲーム

  • Automobile
  • テラフォーミング

プレイの内容

 今日は参加者が少なかったので、ドイツ系? ゲーム1卓だけでした。
 プレイされたゲームはAutomobile。自動車会社のオーナーとなり、黎明期のアメリカ市場で、フォードやケータリングやハワードやクライスラーといった経営者達を雇って自動車を生産し、市場に流してお金儲けをすればよいのです。
 もちろんお金儲けは一筋縄ではいかず、市場は高級車、中級車、大衆車に三分割され、時代によって売れ筋の車が違ってきます。時代が進めば進むほど自動車全体の市場は上へ下へと広がっていきますが、自動車の生産能力の方は市場の広がりを超えてさらに進んでいくのです。セールスマンは巧妙に自動車を売り込んでくれますし、経営者達は独自の才能を発揮して助けてはくれますが、市場の動向を読み間違えれば、せっかく生産した自動車はたちまちスクラップと化してしまうのです。……このスクラップ、ただゴミになるだけならかわいげもあるのに、あろうことか産業廃棄物として延々と負債として残るから困りものだったりします。排除するには特別なアクションか、取り除ける経営者が必要だったりします。運転資金はいつもぎりぎりで、借金経営は当たり前、ていうかいつ、どのように借金できるかが勝負の分かれ目だったりします。せっかく作った工場も、そこで生産される自動車が陳腐化すればたちまち負債に早変わり……まあ、そこで作られる自動車でも、買い手がつくことがあるのが唯一の救いといえましょうか。
 そう、このゲーム、市場は新しい車を買うとは限らないのです、セールスマンは自社の車を、それがどんな時代遅れであろうと売りさばいてくれますし、時代遅れの車を好きこのんで買ってくれる奇特なユーザーも市場にはいるという設定なので、最新鋭の車を生産すれば売れる、というほど甘くはないのです。
 そんな熾烈な自動車生産競争を勝ち抜き、一番資産(工場含む)を稼いだ人が勝利、というこのゲーム、感想は後に回します。……まあ、私は全然何やっていいのかわからなかったので、勝てもしなかったのですが。

 テラフォーミングは、ミニゲームです。ルールの解釈間違いもあって、初手番のプレイヤーが楽々と勝ってました。

感想

 Automobile。プレイするには楽しいゲームです。ただ、プレイ中資金がショートしていくのには胃が痛くなります。無借金経営など夢のまた夢、というか無借金経営では勝てません。このゲーム、いかにして車をタイミングよくつくり、売りさばくかが勝負なので、セールスマンを配置し、巧みに宣伝し、新時代に見合った自動車を開発して、自分だけは在庫を残さないよう売り抜けなければならないのです。
 どうやればそういう器用な芸当が出来るのか、私には見当がつかないのですけどね。

 テラフォーミングは、軽くやるには良いゲームです。毎回出てくる8枚のカードがゲームにアクセントを加えてくれますから。

 Battle for Korsun。どうも初心者同士がやると、コマンドのリプレイみたいな展開になるような気がします。ソ連軍はある程度作戦研究していた方がよさそうですね。

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