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2012年6月18日 (月)

2012年6月例会報告

プレイされたゲーム

  • Here I Stand(GMT)
  • ペニーワイズ

プレイの内容

 本日のメインイベントはHere I Stand。宗教改革期のヨーロッパを舞台にした、カードドリブンのマルチプレイヤーズゲームです。主要勢力は、オスマントルコ、ハプスブルク家、イギリス、フランス、ローマ教皇、そして新教徒の6勢力。彼らがヨーロッパの覇権……というよりは、むしろ威信をあげることを目指して競い合うのです。

 とはいえ、ゲーム展開はむしろ平穏? に過ぎていきます。オスマントルコがベオグラードを攻略するのと、イギリスがスコットランドを制圧するのとが目立った軍事行動だったぐらいで、あとはフランスは芸術活動にいそしみ、ハプスブルク家はひたすら新大陸へ進出、ローマ教皇はサン・ピエトロ大聖堂の建設にいそしみ、新教徒は聖書の翻訳が忙しいといった有様。
 ところが、ゲームは3ターンに大きく動きます。オスマントルコがヴェネチアを攻撃、さらにハプスブルク家に宣戦布告したのです。ウイーン危うし、ハプスブルク家もウイーン防衛に動かざるを得なくなります。さらにはスコットランド占領を終えたイギリスもハプスブルク家に宣戦を布告、アントワープ攻略に動きます。ついでにサン・ピエトロ大聖堂建設を終えたローマ教皇は反宗教改革にいそしみ新教徒と泥沼の宣伝合戦を演じます。戦争合戦に乗り遅れてなるものかと、フランスもメッツを包囲、これを落とします。
 第4ターンにはシュマルカルデン同盟が成立、新教徒も軍を編成しますが、彼らは選帝侯エリアを保持するのが精一杯の軍事力しかなく、やっぱり教皇と宣伝合戦をやるしか能がありません。オスマントルコは海賊行為にいそしみつつ、ウイーンを挟んでハプスブルク家とにらみ合いです。
 当のハプスブルク家は、新大陸の富を独占に近い状態ですが、ヨーロッパではふるいません。ドイツは新教徒に事実上奪取された状態ですし(新大陸に力を注いだからですが)地中海ではオスマントルコの海賊のなすがまま、そしてフランス侵攻もうまくはいきません。
イギリスはといえば、フランスと同盟してアントワープを目指してます。
 そして、第5ターン、地道に芸術活動にいそしんでいたフランスは、コペルニクスの地動説を発表、さらにマゼラン海峡を発見して25VPを獲得。ヨーロッパの覇者となったのでした。

ペニーワイズはいつも通りのペニーワイズです。時間が余ったのでプレイされました。


感想

Here I Stand。ルールは難しいですが、プレイしていて楽しいゲームです。当時のヨーロッパの雰囲気が出ているのかどうかは、そもそも当時のヨーロッパの雰囲気を知らないのでわかりませんが、プレイヤーの評価も上々だったので、よいゲームなのではないでしょうか。今回はゲームになれてないこともあって、交渉があまり活発に行われませんでしたが、ルールになれてくると、交渉もよりスムーズに行われるようになるのではないでしょうか。

そういえば、ルールをいくつか間違えてた様な気がします。
カードは保持していても、引けるカードの枚数は減らないはずだったとおもいます。


いずれにせよ、またやりたいゲームではありますね。

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