2013年5月第2例会報告
プレイされたゲーム
- Hell's Highway(VG)
- ロシア内戦(DG)
- ルントシュテットの戦い(CMJ)
- ばるば☆ろっさ
プレイの内容
本日のメインイベントは二本立て。Hell's Highwayとロシア内戦。
Hell's Highwayは、急遽参加可能になったアマノさんが、プレイしやすいよう木の駒にシール化して貼り付けたという手製のシステムによる練習プレイ、第1ターンのみプレイされてました。第82空挺が降下で混乱しまくったり、第30軍団が第1ターンに登場するユニットが全部登場できないぐらいに進撃出来なかったりしてました。
ロシア内戦の方は、エリア式のマルチプレイヤーズゲームです。変わったゲームでして、プレイヤーは最初にカップから指揮官とか政治局員とか暗殺者を受け取り、それをプレイヤー間でトレードして自分の支配する「指揮下部隊」を編成するのです。戦力を持つユニットは、指揮官が拾い上げることで自分のものに出来るという仕掛け。手番の早い人がユニットを拾い上げると、手番の遅い人は自分のものに出来るユニットがなくなってしまうわけです。なんか理不尽なルールですが、そこはマルチプレイヤーズゲーム、有利な人をたこなぐれ、ということなのでしょう。
ゲーム展開は、ブラッディなものになりました。1ターン1年なのですが、戦闘結果がAE,EX,DEしかないのです。要するに戦闘すれば必ずどっちかは死ぬ。指揮官は生き返らないので戦闘するたびに、どっちかの指揮官は必ず死ぬ。あちこちで戦闘を行うたびに白軍赤軍指揮官が死にまくります。どっちかの指揮官が全滅した時点で、指揮官が全滅したほうの負け、そして、勝った方の陣営にどれだけ貢献していたかをVPに換算して得点計算して、一番大きかった人が勝利(負けた陣営にどれだけ肩入れしていても無効)というシステムなのです。ここで根性腐ってることに、指揮官以外のユニットを除去しても、ターン終了時に、補充と称してユニットが復活していく……つまり、VPに換算されなくなってしまう、ということ。いきおい、狙うのは指揮官、ということになっていくわけです。史実では5年で白軍の敗北となったこの内戦。今回のゲームでも、5ターンで白軍の指揮官が全滅、赤軍勝利でゲームが終わってました。
その後プレイされたのが、ばるば☆ろっさ。ドミニオン形式のカードゲームではあるのですが、勝負を分けるのは、あくまで落とした都市の数。今回はモスクワ攻略が勝敗を分けました。
ルントシュテットの戦いは2戦行われ、第1戦は、最終ターンの最後のカードプレイまでもつれ、目標ケルチでの1VPでドイツ軍勝利。第2戦は、驚くべきソ連軍の士気(走るさいの目ともいう)と、プロエスティ油田への空襲で稼いだVPによって第6ターンにドイツ軍プレイヤーが士気崩壊を起こしてました。(VP的にはゲームが続けられる状況でしたが、時間切れになったんです)
感想
Hell's Highway。ユニットの置き換えが面倒、ということで、キューブに貼り付けることで問題を解決したセットになってました。立体的なのはいいのですが、スタックが隣接し合うと崩さないようにするのは、それはそれで大変なような気がしますけど……。
それはともかく、さわりだけプレイさせてもらいましたが、プレイはけっこう大変なゲームではあるようです。直接射撃、間接射撃、通常移動、道路移動の別はいいとして、移動力一定で兵科ごとに移動力消費が違う。兵科ごとの移動率を覚えてないとゲームにならない。覚えるまでやるのは大変そうです。一方向から攻撃すると簡単に防御射撃で混乱させられるから複数方向から攻撃するか、あらかじめ混乱させておくべし、とか、このゲーム特有のテクニックも、慣れが必要であるように感じられます。まあ、そのあたりはどのゲームでもあるのでしょうけど。
ロシア内戦、3人から6人となってますが、3人でやると人数が少なすぎたようです。おもしろくないとは思わないのですが、今回のプレイは、白軍プレイヤー1人を赤軍プレイヤー2人が叩く展開になってしまいました。戦力的には白軍も弱くはないのですが、白軍はいかんせん一度もターンのトップをとれなかったのと、赤軍プレイヤーの一人が白軍指揮官をすこし持ってたのが痛い、補充で湧いた戦力を集結する暇なく各個撃破されて指揮官を焼かれました。
ばるば☆ろっさは、ドミニオン形式ですけど、デッキの充実ではなく、都市の攻略を競うゲームなのがポイント。デッキの充実は2,3巡ぐらいで切り上げて、高地・陣地の攻撃を始めてないと間に合いません。そして、都市攻撃で妨害カードを手に入れて、ライバルを妨害し、モスクワに突入して勝利の栄冠を勝ち取るゲームなのです。……都市を攻撃すれば妨害カードが手に入り、妨害カードが手に入ればライバルを蹴落とせ、ライバルを蹴落とせばさらにより多くの都市カードが手に入るという好循環に入れるのですから。
ルントシュテットの戦いは、やっぱりいいゲームです。ドイツ軍は相変わらず厳しいとは思いますが。今回ドイツ軍が一回は勝ってますが、文字通りぎりぎりの勝利でした。一時期はハリコフからすらたたき出されてますし。ほとんどのユニットがステップロスしてるし、とうていあそこから青作戦が発動できるとは思えません……。
そういえば、デジカメを持って行くのを忘れたので今回も写真がないのです。
来月は忘れないようにしないと。
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コメント
ロシア内戦は悪くないゲームでした。
マルチなのにソリティアルールがあるのも親切です。
ただ、歴史的背景を全く知らなかったので、何がどうなっているのやら・・・。
キャラもほとんど知らない人ばかりでした。
いろいろとイベントがあるようなので、今後カードドリブンで作成されそうな予感がします。
投稿: ちゃうちゃう | 2013年5月19日 (日) 21時07分
ロシア内戦のカードドリブンゲームだと、トライアンフ・オブ・ケイオスが有名ですね。
広島だと、誰も持ってなかった気がしますけど……誰か持ってたっけ?
歴史的背景といっても、私もあんまりよくしりません。ツァリツィンをスターリンが防衛に成功したことで、後にスターリングラードと改名されたことが有名なぐらいでしょうかね。
投稿: ウィリー | 2013年5月19日 (日) 22時10分