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2013年11月 4日 (月)

2013年GIF合宿遠征報告

お題のゲーム

  • It Never Snows(GMT)

プレイの内容

 なぜか、福岡遠征と同じテーマゲームと言うことで、山口はきらら交流館で行われたGIFの例会に参加させていただいて、プレイすることとなったテーマゲームもIt never snows.
マーケットガーデン作戦をテーマにしたビッグゲームです。ルールは簡単ですがマップがビッグ、フルマップ5枚を誇ります。

 今回はシナリオ5.3ということで、第2ターンからのキャンペーン。
第2ターンから、ということで、降下は終わり、第30軍団は前面の降下猟兵部隊を吹っ飛ばした後から始まります。

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セットアップはざっとこんな感じ。フロスト大隊はアルンヘムにたどり着いているのはともかく、アルンヘム市街の一部が開いてるのが見て取れます。ここに第一空挺部隊の一部が追加して入れるのです。

第1空挺師団は、今回はきっちり補給源を守って戦う作戦を採用、アルンヘム市街地を確保するのは1ヘクスのみに限定します。第82空挺師団はナイメーヘンの橋を目指して前進開始、101空挺師団は、さっそくドイツ軍の増援登場ヘクスへ道路移動で進撃を始めます。このゲーム、増援登場ヘクスが踏めるのです。そして、踏まれたヘクスからは増援が登場しなくなります。もちろん、”全部”のヘクスが踏まれた場合の救済処置はあるのですが、そこは1ヘクスだけ開けて敵を誘導すればすむ話、それを101空挺師団は実行にかかったのです。
第30軍団は、ソン橋が落ちてるので、後方の高射砲部隊を処理する以外することなし。

いっぽうのドイツ軍は、59歩兵師団を、せまくるしいエリアBから登場させます、東城エリアを移行させて、エリアC,D,あるいは思い切ってアルンヘム方面に投入することも可能なのですが、ここは早期に増援を登場させ、第101空挺師団を吸引することを狙いました。

 雑多な部隊がエリアJ,Kからも登場、これは第82空挺師団に対応する部隊です。数は多いがとにかく雑魚い。第82空挺師団の攻撃力がしょぼいので打ち負ける心配はありませんが、第30軍団が来たらえさにしかならない連中です。

 ワール河以北では、フロスト大隊より優先して、アルンヘムへの連絡路を遮断する作戦が発動されます。

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第3ターン、ドイツ軍ワール河以南最強の部隊107装甲旅団の先遣隊が到着します。

増援登場ヘクスLを2カ所押さえられてるものの、史実通りの出撃拠点都市を奪回(そう、ここにもすでに第101空挺師団の部隊が回ってきてるのです。すべく出撃、とりあえず増援登場ヘクスを奪回して都市の南部にたどり着くことには成功します。59師団は砲兵に打たれながら前進、というか第101空挺師団が砲撃しながら1ヘクスずつ退却。第82空挺師団は防衛線を張って攻撃を待ち受けます。第1空挺師団はフェリー渡河点を抑えて、積極的に南岸に出てきます。

写真はアルンヘム方面だけ。

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第4ターン。

待望の架橋工兵が到着します。ソン橋への架橋は見事に成功。近衛機甲師団は前進を開始。第101空挺師団は弱いものいじめに余念がなく、初期配置の弱体なフラーフェ近郊にいる空挺部隊大隊を撃滅、さらにDから登場する増援の攻撃へと向かいます。砲撃しながら1ヘクス退却も地道に実行。ドイツ軍の損害はかさみます。対するドイツ軍も砲撃したいのですが、隣接してないから撃てない、ていうか空爆で混乱すらしてる有様。混乱するだけならともかく、砲兵がステップロスしては話にならない。……護衛をつけないほうがわるいのですが前線に部隊を送り込みたくもあり、砲兵に護衛もいるとなると、ユニットが足りないのです。第82空挺師団は防衛線をはりつつ、ナイメーヘン攻撃の準備。一方のドイツ軍は、この方面ではナイメーヘン道路橋方面に主力を投入して増援を送れるようにすることを重点に置きます。第1空挺師団方面では、たたき合い。107装甲旅団は主力が到着。いよいよ市街地確保のための攻勢開始……もさいの目が腐って頓挫。先が思いやられます。

写真は省略。

第5ターン。

 空挺部隊に待望の機械化部隊が到着、といっても増援としてでただけで、使えるようになるには空挺堡を踏まなければなりません。移動を開始します。近衛機甲師団の先遣隊はあっという間にナイメーヘン近郊まで到着。慌てたのはアルンヘム担当ドイツ軍。”なにやってるんですか””いや、史実通りだから”急遽、フロスト大隊たたきに攻撃目標が切り替えられます。間に合うか第30軍団、つぶせるかフロスト大隊。時間との競争が始まります。でも、その前に勝負しなければならないのは、架橋工兵。このゲーム、前にも言ったかもしれませんが、ナイメーヘンを確保する必然性はどこにもないのです。いや、むしろナイメーヘンのより、マース河わたった後、ワール河に自分で架橋した方がましなぐらい。それをやろうというのです。架橋部隊が前線に急ぎます。第101空挺師団は、よわいものいじめと一歩下がりを続けます。第107装甲旅団は都市に閉じ込められます。迫撃砲の砲撃が当たらなければどうしようもないよ。
 雑多な部隊は第82空挺師団とにらみ合いの関係に入ります。数は多いが戦線も広い、勢い広げ合うと攻撃するどころでなくなるのです。

写真はまた省略。

第6ターン。

ここから、アヒルさん部隊こと、第43歩兵師団が到着開始。彼らこそ、後半の渡河作戦の主力を担う部隊です。第101空挺師団は、ぼこぼこに機械化部隊を手に入れて、59歩兵師団への反撃を開始します。いままで押し込まれた鬱憤をはらすべく殴りにかかる第101空挺師団。59歩兵師団はろくに攻撃した覚えもないのにたたかれるだけです。一方の107装甲旅団も、都市に閉塞させられたまま。第82空挺師団に対する雑多な部隊は、とうとう近衛機甲師団の攻撃を受けて戦線を突破されます。フロスト大隊はドイツ軍の全力砲撃にさらされます。

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第7ターン。

鬼のように押し寄せる第101空挺師団の機甲部隊。というか58歩兵師団が弱いだけなのですが空爆砲撃で混乱させられた上に殴り飛ばされてあっという間に消えていきます。全ユニット1ステップユニットなので、ユニット数は多くてもあっという間に飛んでいくのです。期待の第107装甲旅団……迫撃砲が当たったので攻撃に出ます。さいの目は6。突破に失敗したので都市にもどります。大突破できなければ意味がない攻撃だったのです。第82空挺師団は、近衛機甲師団という強力な増援を得て、いよいよ雑多な部隊の殲滅、ナイメーヘンの橋の確保の2大作戦に取り組みます。そして、工兵を使ってのワール河渡河も開始されます。ドイツ軍制空権下に第30軍団が飛び込んできたのです。早い、早いよ。間に合うのかフロスト大隊殲滅作戦……。しかし、神はいた、というか奇跡は起きた。フロスト大隊は砲撃と空爆でついに消し飛んだのです。ネーデルライン川南岸に展開するドイツ軍は、史実通りぎりぎりで間に合いました。雑多な部隊はワール河を超えて撤退を開始。

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第8ターン。

連合軍待望のワール河の橋が架かります。これで気兼ねなく、ワール河以北で活動が出来るようになります。第82空挺師団方面は、雑多な部隊が逃げ支度を開始、ワール河を工兵によるフェリーで逃げようというのです。そのために、ドイツ軍はネーデルライン川南岸での戦闘を余儀なくされます。そして……むごい戦いが行われました。ポーランド軍がドイツ軍の真上へと降りてきたのです……が、これはチャンスも生みました。2個中隊が、たまたまからになってたアルンヘム北岸へと突入に成功したのです。”負けたら撤退援護のせいですよ””いや、降下地点間違えてなければ問題なかったし……”そう、ドイツ軍プレイヤーは、降下ヘクスのルールを読み間違えてたのです。とはいえ、そうひどくは読み間違えてなかったので虐殺会には間違いなく、殲滅戦の準備へととりかかります。
第101空挺師団は、余裕の殲滅戦。第30軍団は、ワール河を超えてアルンヘムへの道を進みます。

写真はアルンヘム方面のみ。

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第9ターン

59師団の戦いは終わった。文字通り全滅。107装甲旅団はアイントホーフェンへの道があいてるかと思ったら、軽量橋が渡れない、とルールを指摘されてあえなくおじゃん。どこまでも役に立たないで終わる。一方ナイメーヘン鉄道橋では、弱体連中のはずの第6Erz部隊(であってたっけ?。あってるはずだよな)が連合軍の攻撃をなんども跳ね返す大健闘。殊勲甲というか騎士十字章ものの大活躍を見せる。ナイメーヘンの道路橋は爆破され、結局いみがあるのは鉄道橋のみとなる。

写真は省略。

第10ターン。

連合軍第30軍団最後の部隊が到着。第30軍団担当曰く”お役御免”いや、アルンヘム方面で仕事があるのだが、アルンヘム攻略の重要任務は、第1空挺師団担当の仕事になっているのだった。ドイツ軍も最後の大規模な増援、ハイテ降下猟兵部隊が到着。とはいえ、これも増援エリアCから登場ではたいした役にも期待できず。第107装甲旅団? ああ、そんな奴らもいたっけ? ドイツ軍からは忘れたい部隊とされていても、連合軍はしっかり覚えていて砲兵も空軍もきっちり爆撃を加えてくれるからラッキーな反撃どころの騒ぎじゃない。むしろ、59歩兵師団を片付けた第101空挺師団の連中が、攻撃にやってくる有様。アルンヘム方面では、最後に残った1ヘクスの掃討にドイツ軍が全力でとりかかる。これもまた、連合軍部隊と、ドイツ軍のどちらが早いかの競争である。

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写真はアルンヘム方面のみ。

第11ターン

第101空挺師団は、ハイテには遅滞戦術、第107装甲旅団には殲滅戦を開始する。機械化部隊が1個小隊しかないハイテには遅滞戦術で十分なのだ。第82空挺師団は残存部隊の殲滅戦と確保した橋からの突破を開始。第1空挺師団はついにアルンヘムからたたき出される。あとはオーステルベルクに橋頭堡が残るのみなのだが……第30軍団が到着しているから、ネーデルライン川そのものの突破をゆるすのも時間の問題である。

写真は省略。

第12ターン。

ネーデルライン川を守り切る部隊などはじめからない。工兵を使われたらあっさり渡河されるしダック部隊を阻止する能力もドイツ軍にはない。連合軍はアルンヘムににじり寄る。這々の体でナイメーヘンポケットから逃げ出したドイツ軍は、また新たなポケットからネーデルライン川を越えて逃げる羽目に陥ることになる。連合軍はアルンヘムを目指す連合軍の側面にいるドイツ軍相手に側面防御で満足してくれるほど優しくなかったのだ。攻勢に出てこられるとドイツ軍は持たないのである。ドイツ軍は、アルンヘムより遠くで渡河される分には気にしないことにする。遅滞戦術で時間を稼ぎ、空挺部隊さえこなければいいのさと割り切る。

写真は省略。接写がないので意味がなかった。

第13ターン。

もはやワール河以南の戦いは第107装甲旅団の殲滅と、ハイテ猟兵部隊が空爆を食らいながら前進する以外することがなくなっていた。そのハイテも空爆を食らいながらでは事実上なにもできない。ただ消耗していくだけである。第82空挺師団もワール河を超えて、ナイメーヘンポケットから逃げ出したドイツ軍の撃滅に回っている。そして、第30軍団はネーデルライン川を越えて攻撃を開始。アルンヘムへの進撃の開始である。
ドイツ軍は、軍服の壁を築いてこれに対抗。はしっこは遅滞戦術だが、近場は砲撃による反撃を加えてでも押し返さなければアルンヘムにたどり着かれてしまう。

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第14ターン

”ヤシマ作戦を発動する”アルンヘム方面担当連合軍司令官が全軍に指令を発した。連合軍の持つ全砲兵火力をアルンヘムの1ヘクスに集中して確保し、そこへ空挺部隊を送り込んで勝利しようという決戦作戦である。このために、いままで第107装甲旅団を殴ってた砲兵部隊も召し上げられたのはともかく、迫撃砲もふくめて全部が巻き上げられていったのである。しかし、連合軍とはいえ、そんな火力ははたしてあるのか? だが、正攻法ではアルンヘムが遠く見えるのも事実ではあった。

写真は省略。

第15ターン

ヤシマ作戦のために砲兵を巻き上げるからといって、正攻法によるアルンヘムへのアプローチがあきらめられたわけではない。側面から回り込む攻撃は続けられていた。が、あまりにアルンヘムから遠すぎる。第30軍団のユニットがたどり着いてもだめなのである。空挺部隊がたどり着かなければ。空挺部隊が補給下で存在しなければだめなのだ。そして、空挺部隊は機械化部隊ではない。いっぽうのドイツ軍はルフトヴァッフェが大殊勲をあげtた。ヤシマ作戦用の砲兵部隊を航空攻撃で1.5ユニット撃破したのだ。第506装甲大隊もアルンヘムに迫る部隊を撃退し、士気は上がる。

写真は省略。

第16ターン。

連合軍はヤシマ作戦のために準備を続ける。ヤシマ作戦は砲撃で飛ばすだけで終わりではない。砲撃で飛ばした後は、後詰めの空挺部隊も必要である。これは第82空挺師団から引き抜いた精鋭のグライダー部隊で編成する。正攻法による突進も試みるが、残りターン数が少なすぎて成果は上がらない。ヤシマ作戦以外もはや連合軍の勝機はないところまでくる。ていうか第14ターン以降、それ以外の作戦を連合軍はまじめに考えてなかった気がする。

写真は省略。

第17ターン

泣いても笑っても、これが最後。ヤシマ作戦発動である。
期待を込めてかき集めた迫撃砲がうなる。1のみで命中、さらに6が出るとステップロス発生である。

19ユニットかき集められた迫撃砲は1の目が3つ、6は0.続く重砲13ユニットの砲撃で2ステップロス。……これではさすがにスタックをうちくずすことは出来ない。ヤシマ作戦は失敗に終わり、ここにマーケットガーデン作戦は中止となった。ドイツ軍の勝利である。

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感想

途中までは、いい感じで進みました。勝利条件も納得は出来るものです。が、この勝利条件だと、最後こういう結末になるのも致し方ないのです。フロスト大隊が壊滅する前に第30軍団が到着すれば別ですが、さもなければ”ヤシマ作戦”か、正攻法でアルンヘム市街を占領するしかないのですから。しかし、正攻法でアルンヘム市街を占領するなんてよほど戦力をつぎ込まなければ無理でしょう。今回はその「よほどの戦力」は存在しませんでした。もちろん、側面防御を薄くすればよほどの戦力を生み出すことができたかもしれません。しかし、このゲームの補給ルールはむちゃくちゃに厳しいので、側面を薄くして突進なんて度胸など、パットンの亡霊でも取り憑かなければ無理な相談でしょう。

架橋工兵が、一時期遊んでたのが、正攻法が通らなかった一因かもしれません。渡河した後架橋工兵が早期に道路沿いの渡河点を抑えて道路を通じた補給路を確保、進撃していれば、あるいはアルンヘム市街地の手薄なところを攻撃できてた可能性はあります。もっとも、架橋工兵の3本目が到着するのは第10ターンなので、ネーデルライン河にたどり着くのは15ターン頃なのですが……

ドイツ軍の勝因ははっきりしてます。決定的瞬間にアルンヘムの市街地が確保できたことです。危ない瞬間はありましたが、その都度砲撃が当たってきました。その意味では不思議の勝ちではあります。一番きわどかったのは11ターン頃に工兵が隣接してきた時ですが、あの直後にアルンヘムから第1空挺師団の空挺部隊を一掃できたことが、最大の勝因といっていいとおもいますし、それが可能になったのは、決定的瞬間にフロスト大隊が全滅したことでしょう。結局は、アルンヘムを空挺部隊がどれだけ長く確保していられるか、というのが焦点なのです。

まあ、ゲームバランス自体、ドイツ軍有利なのをハウスルールで、これなら連合軍も戦えるだろうと思ってやってみた、って以上のものじゃないですからね……。

途中まではちゃんと動いたんですけどね……。
ドイツ軍は、確かにきっちり壊滅的打撃を受けましたし。
うーん……

最後になりますが、GIFのみなさま。3日間お世話になりました。

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