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2014年5月18日 (日)

2014年5月通常例会報告

プレイされたゲーム

  • 18OE
  • フリードリッヒ最大の危機(GJ)
  • たんとくおーれ(アークライト)

プレイの内容

 本日のメインイベントは、アマノさんの予告通りの、18OE。
18XXシリーズの一作なのですが、とにかく巨大なゲームです。
どのくらい巨大化というと、18XXで東はスペインから西はモスクワまで、北はサンクト・ペテルブルクから南はイスタンブールまで含むというぐらいに巨大なのです。そのくせ1ヘクスあたりのタイルの面積は、普通の18XXぐらいの大きさ、だからタイルはちっちゃいのです。
特徴的なルールは、海域ルールとフェリールールでしょうか。このゲーム、海域も港から1列車能力を使えば通過出来るのです。これで離れた場所に向かっても移動できます。港にトークン(駅)をおいていれば、海の効果を1,ないし2、減ずることが出来るのを忘れないこと。これで港にトークンのある会社は海を渡ってコストなしで路線開拓できるのです。
フェリーは、マップ上に引かれた線です。海を渡れるというのは海域同様。コストがかかる場合も有り、かからない場合もありです。コストを減ずる手段がないのが玉に瑕でしょうか。
あと、オリエンタル急行のルールがあります。イスタンブールから、サンクト・ペテルブルクやベルリンやパリなどに列車を運行するとボーナスが得られるのです。距離は遠いですが、ゲームのタイトルにもなってる列車です。みんなでカセティをやっつけましょう。

冗談はこれくらいにして、話を続けると、このゲーム、普通とは列車の運行の仕方もちょっと違います。列車の能力は、急行と普通列車に分かれています。急行は都市のみカウント、普通列車は街と都市をカウントします。そして、街は「存在しないもの」としてまず路線ををカウントし、、その後で普通列車はその能力値分だけ運行路線内の街を拾うことが出来るのです。普通の18XXとは違う概念なので頭の切り替えが必要です。街は出来るだけ通った方が得なのです。逆に、Y都市でない都市は、どこまでアップグレードしても1駅しかおけないので、遮断される可能性が高い、通らない方が吉なのです。

マップが巨大なだけあって、会社も30社登場します、それも序盤に。プレイヤーの手持ち金額も大量にあります。線路も小会社すら黄色タイル3枚、大会社なら黄色タイル6枚引けます。あっという間にヨーロッパがタイルで埋められていきます。展開は意外と早いのです。アップグレードだと、枚数半減、大都市だとさらに枚数半減ですけどね。……つまり、小会社は大都市のアップグレードは出来ないわけです。

さて、ゲームは4人で始まり、序盤から29社が設立されるという展開になりました。これでも、みんな最高株価で興したがったために遅い出足になった展開といえるらしいのです。
ゲームはみんな7社8社持ちでプレイするので移動で疲れる、間違い探しのようなお金のせいで疲れる、とゲーム以外のところで疲れてしまいます。
そして一巡して株式ラウンド、30社目がおきます。さすがに7社も8社もあると配当も莫大です。
みんな大会社を一会社作って、どうなるか様子を見ます。
二巡目の株式ラウンドがやってくる頃、3列車も出尽くして4列車登場と相成ったとき、一人が妙なことに気づきます。

「3列車の数があってないんでね?」

3列車の数は20枚と決まってますが、裏がおかしい3列車があるので枚数がおかしい可能性があるというのです。
早速数え直し、数えたら3列車が26枚世の中にありました。

あれ?

ここで士気崩壊、また後日正しいルールでプレイしようと言うことになりました。

18oe_ks

写真は終了図です。

フリードリッヒ最大の危機は、フリードリッヒがシェリーフェンプランを発動してフランスに侵攻したら、フランス軍の反撃に遭って包囲殲滅されてしまったそうです。

たんとくおーれは増築開始を加えた5人プレイ。強いぞ黒執事……。

感想

18OE。18XXになれた人だからはまるルールとか、忘れやすい細かいルールが意外とありました。港ルールはすっかり忘れてた……。海関係のルールはちゃんと把握しておく必要がありそうです。

たとえば、ニューヨークにどうやったらたどり着くのかずっと謎でしたが、連続する「海域横断」が出来ないと書いてあるだけで「連続する海域」を横断できないとは書いてありませんでした。海→港→海の移動が不許可なだけで、港→海→海→港は出来るみたいですね。

あと、港の収益の意味がわかりました。あれは「海から来た場合、線路が引かれる前」の収益の意味ですね。線路が引かれたら、アップグレードして新しい収益になるはずです。

あと、小会社は半配当「しかできない」と明記してありました。配当停止はできないみたいですね。

それと、特別タイルは別な袋に分けておいた方がよさそうです。今回は同じ袋に入れていたおかげですごいことになりました。
あと、パトロンタイルは色分けしてあると便利です、色覚検査よろしくわかりづらいです……。

なんにせよ、プレイヤーの評判は「18westよりまし」とのことなので、もう一度はやってみたいと思います。

フリードリッヒ最大の危機、7年生き残ればフリードリッヒが勝てるはずなのですが、7年生き残った事例が少ないように感じます。
今回もプロイセンが崩壊しました。何が悪いんだろう?

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2014年5月 3日 (土)

2014年5月GW例会報告

プレイされたゲーム

  • 18west
  • ペニーワイズ

プレイの内容

 本日のメインイベントは、18west。タイトル通り、アメリカ西部を舞台にした、18XXシリーズの一作です。ゲームの特徴は、個人企業が存在せず、小規模会社と大規模会社、そして大陸横断鉄道会社の3種類しか存在しないこと。小規模会社は大西部には線路を延ばすことが出来ず、大陸横断ができません。駅もスタート地点しか利用できず、常に半配当か、配当停止かの2者択一です。その代わり、閉鎖されることはないので、最後まで生き残らせることも可能ではあります。大規模会社は好きなところに線路が引け、駅も4つまで利用は可能です。小規模会社を吸収することも可能です。小規模会社を吸収した場合、小規模会社の株主に、会社のお金か、会社が持っている株券を等価交換して清算します。大陸横断会社は、このゲーム特有の会社です。大陸横断鉄道の線路を引くことで収益を上げることも出来ますし、列車を運行することで収益を上げることも出来ます。しかしながら、株式の50%が銀行持ちなのです。つまり、配当しても50%は銀行がとってしまいます。また、このゲーム特有のルールとして、株式のプロテクト、というルールがあります。これは、会社の社長以外のプレイヤーは、会社が50%保有になった時点で株を買えなくなる、というルールです。なんでこんなルールがあるのかというと、小規模会社を吸収合併するときに、株をはき出して合併するため、なのだそうです。 ちなみに、社長の持ち株制限は通常60%ですが、合併時に株と交換すれば60%を超えて保有出来ます。

さて、最初にプレイしたときには、小都市を列車の運行数に勘定するものだと見なしてプレイしてしまったことで、ユニオンパシフィックが役立たずな会社と見なされてしまいました。実は小都市は勘定しなくてよい、というのが正しいルールだと判明したので、一旦仕切り直し。

正しいルールの6人プレイで再開。こんどはユニオンパシフィックもちゃんと稼ぐようになります。役立たずの筆頭と言われたカンサスは優良企業に生まれ変わり、シカゴの会社はかえって収益が上がらない始末。
18XXシリーズでゲームが動くのは、列車がつぶれ始めてから。やっぱりこのゲームでも動くのは列車がつぶれ始めてからでした。4列車登場で2列車消滅からが早かった。あっという間に5列車登場、そして6列車、4D列車と列車が続々と登場します。このゲーム、プロテクトルールのおかげで会社にお金が入りまくる上に、プロテクトルールのせいで手持ち資金は貯まるのに株が買えないのです。だから列車も次々と買われていきます。ここで士気崩壊。まあ、ゲームを続けてれば、パーマネント2台持ち会社2つ持ってるプレイヤーが勝ってたのでしょう、たぶん。

ペニーワイズはいつも通り一巡りプレイ。今日は5時前に解散となりました。

感想

18west。プレイヤーの評価はいまいちでした。なんでも、小規模会社を運営してる頃はともかく、大規模会社が動き出す頃になるとプロテクトルールのせいで会社にお金が入りすぎるのだそうです。確かに、配当を出すかどうかで悩むのは小規模会社ぐらいで、大規模会社は配当を出しても出しても会社にお金が入ってきます。配当をするかどうかで、悩む余地がないのです。発想はおもしろいだけに、なにか残念なゲームではあります。

いつか7 Agesをやろうという話はあるのですが、なかなか実現しません。
おもしろいけど時間かかりますからね……。

そういえば、いつか四国に遠征しようという話もありますけど、これもいつのことになるやら……。

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