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2014年10月13日 (月)

2014年GIF合宿参加報告

プレイしたゲーム

  • ゴールドバーグ クルスク(SPI/6A)
  • 汝は人狼なりや?
  • ギフトトラップ
  • 宝石の輝き
  • パンツァー フォー(CMJ)

ほかにプレイされたゲーム(覚えてる限り)

  • ストリート オブ スターリングラード
  • ストンウォール ジャクソンズ ウエィ 2
  • マカオ
  • 発進! ヒューナースドルフ戦闘団w

プレイの内容

 今回の合宿、私が参加したのは、ゴールドバーグクルスクです。
担当は北方ドイツ軍。史実では、あっという間に丘で攻勢が止まった所ですけど
元がぬけやすいゴールドバーグクルスク。さてどうなりますやら。
K_02

セットアップの様子です。

第1ターン、北部ドイツ軍は、史実よりやや突出部よりに強襲モードで攻勢に出ます。
南部ソ連軍は、わざと付け根部分、わざと陣地帯から下がったところに戦線をはる作戦を採用。これに乗った南部ドイツ軍は攻勢を二分させ、突出部先端方面にむかうSSと、付け根部分を目指すGD主力部隊とに分かれることになります。
第1ターンの攻勢は、第1陣地帯の突破には成功。最初に縦深のない戦線を張っていたソ連軍の第一線を突破することには成功します。
が、ソ連の予備隊はまだこれから出てくるのです。

第2ターン、北部ドイツ軍は通常モードで攻撃を継続、立ちふさがる第1戦車軍をオーバーランで全滅させるも損害は甚大、先が思いやられます。
が、戦線は再び突破、こんどは戦線をふさぐ予備隊がソ連軍にはない。
こんどこそ戦線突破との期待は高まります。
南方ドイツ軍は、損害がかさみながらも攻勢を継続、しかしながら、増援の主力が回ってきたせいか、戦線突破には至らず。

第3ターン、ドイツ軍には決断の時が訪れます。前のターン、第1戦車軍を撃破したことで、ソ連軍の戦線に隙間が出来たのです。この隙間からクルスクに突入すべきか、それとも落ち着いてソ連軍撃滅に回るべきか。悩んだ末に出した結論は「奪回されてもいいからクルスクに行こう、一時的にでもクルスクをとろう」

というわけで、装甲師団がクルスクに突入。これで予備師団が解放されます。

一個師団の犠牲で4個師団がやってくる、ありがたい話。
が、ソ連軍の方はというと、そう簡単にクルスクへ向かわせる部隊が見つからなかったようで
攻勢軸はむしろ南方ドイツ軍に回ります。
その南方ドイツ軍は、南方ソ連軍の巧みな防御に苦しみながら先端部のソ連軍の包囲のために前進を継続中。

第4ターン。クルスクに突入した装甲師団の補強をすべく北方ドイツ軍は全力を尽くします。
とにかくクルスクを保持すればドイツ軍の勝利だという判断です。
それに対して、ソ連軍はオリョールを目指す攻勢を開始。クルスク奪回が無理ならオリョールで埋め合わせるという作戦なのでしょうか。一方、南方ドイツ軍も前進を続け、ついに突出部のソ連軍を包囲に成功。以後突出部の撃滅戦にうつります。
南方ソ連軍はビエルゴロドを目指す攻勢を発動。
クルスクは忘れ去られてしまいます。

第5ターン。北部ドイツ軍はクルスクの保持以外頭にありません。オリョール防衛は2線張ってローテーション防御でしのぎます。
南方はソ連軍とドイツ軍のたたき合いが続きます。
突出部の撃滅戦は、南部ドイツ軍にまかせる北部ドイツ軍です。補充も南部ドイツ軍にまわすかわりにクルスク保持以外なんにもしない北部ドイツ軍でした。

第6ターン。北部ドイツ軍は、文字通りローテーション防御以外なにもしません。北部ソ連軍も、もはや目はオリョールに釘付けです。強力なスタックが守るクルスクは、完全に攻撃目標としては忘れ去られています。そして、突出部殲滅にいそしむ南部ドイツ軍と、そうはさせじとがんばる南部ソ連軍の戦いは続きます。が、クルスク突出部がクルスクを含む安定した戦線になっては、勝負はほぼ見えたと言ってよいでしょう。

最終第7ターン。北部ドイツ軍はローテーション防御以外することはなし。オリョールに向かうソ連軍の攻勢はもう間に合いません。一方の南部ソ連軍の攻勢も、もうビエルゴロドに間に合うこともありません。クルスク戦の勝負はついたのです。

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で、勝敗は……クルスクが落ち、包囲陣が殲滅されてはドイツ軍の勝利は動かないでしょう。
ゴールドバーグクルスクは、もともとドイツ軍が抜けやすいのです。

汝は人狼なりや、は、盛り上がりました。
2回目の、人狼側パーフェクト勝利は見事でした。
ギフトトラップは、ランダムに9種類の物品を並べてて、その中から「どれを贈るか」「どれを贈ってほしいか」を密かに決め、贈ってほしいものと贈られてほしいものが一致したらVPが得られ、贈ってほしくないものを贈られるとVPが減る、という単純なゲームです。その人の人となりが見える、というパーティゲームなわけですね。
宝石の輝きは、宝石を集めてVPを稼ぐ、というゲームです。
宝石を集めて宝石カードを手に入れ、宝石カードでVPを稼いで勝利しよう、というゲーム。
単純なんですが、ゲームとしてはおもしろいです。

パンツァー フォーは、いうまでもなく戦車道のゲーム。
ソ連vsドイツの初期の遭遇戦、という設定での2人対2人での戦闘をやってみました。
気迫のこもった、射撃のはずれまくり戦闘は見物でした。

ストリート オブ スターリングラードは、セットアップの時点で強力なスタックを作って
錐をもむように攻勢に出るのがこつ、とかいう話になってたようです。
修正をかき集めて強力にしないと、なかなか攻撃が通らないんだとか。

ストンウォール ジャクソンズ ウエィ 2は、最後までプレイされてたそうです。
第二次ブルランの戦いがテーマで、南軍が厳しい状況になっていたとか。

マカオは、マカオから物資を買い付ける商人になって、VPを稼ぐゲームなんだそうです。
物資のマネージメントが重要なゲームらしいですが、やってないのでよくわかりません。

発進! ヒューナースドルフ戦闘団wは、感想に回します。

感想

ゴールドバーグクルスク、ソ連軍に不利な修正を入れてた(パルチザンルールがなかった)せいもあって、ドイツ軍が勝たせてもらいました。VPを捨ててでもも、早期に予備隊を投入しないとクルスクが落ちるように出来てるのかもしれません。この辺は決断だと思います。
もっとも、早期に予備隊を投入すると、VPで負けるのかもしれませんが……。

夜の部のパーティゲームは楽しませてもらいました。ありがとうございます。

発進! ヒューナースドルフ戦闘団w、2回別な人にテストプレイにつきあってもらって、
なれればおもしろいけどとっつきは悪いと言われました。

こちらはすでになれているので、とっつきが悪いかどうかは最初にプレイした人にしか
分からないのですが、実際とっつきは悪いのかもしれません。
補給ポイントの最低値も導入した方が初心者にはいいかもしれないとも言われました。
ゲームバランスが、若干ドイツ軍有利ぐらいだとおもってます。
だから、それをやると本当にドイツ軍有利になってしまうので、やりたくないのですけど、
ソ連軍が最初に12ポイント振り込んで、あとひたすらイニシアチブをとる戦術を採用する場合、
ドイツ軍は勝てる(勝つことは勝てます)としても、胃に穴が開く思いはするでしょう。
その辺も、とっつきの悪さにはなってると思います。

難しい所です、戦闘ルールは不満が出なかったので、修正後のものでよいようですが。

最後になりましたが、参加された皆さん、今回は本当にありがとうございました。

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2014年10月 5日 (日)

2014年10月例会報告

プレイされたゲーム

  • 1844
  • シティ タイクーン

プレイの内容

 本日のメインイベントは、1844.スイスを舞台にした18XXシリーズの一作です。
特徴は、なんと言ってもトンネルルールでしょう。透明なタイルが付属していてこれでトンネルをあらわすのです。ほかにも、ヘクス列車があって、駅から駅を数えず、ヘクス数を数える列車があるのも特徴でしょうか。これは、最初から買う場合と、時代の進歩によって列車が陳腐化して、ヘクス列車に退化してしまう場合があります。列車は株式ラウンドの直前に一両ずつ売られていくので、強制的に時代が進んでいきます。会社も3種類、将来国鉄になる小企業、ヘクス列車しか持てない中企業、そして、普通に運行できる大企業。小企業は普通の列車も持ててお得ですが、将来国鉄になってしまいます。中企業はつぶれませんが、ヘクス列車しか持てなくて収益を上げるのが大変。そして、大企業はつぶれないし普通に列車が持てますが、起こすのが大変です。

 プレイは意外と早期にみんな大企業を興す展開になりました。そして、みんなが大企業を興して、3の列車がつぶれようか、というところで士気崩壊とあいなりました。

その後プレイされたのがシティタイクーン。これは、脅威のコバンザメ戦術が開発されてゲーム展開が大きく変わりました。というのも、誰かが作った浄水場や発電所に張り付くように自分の物件を建てて、これで自分の物件を起動するという戦術を思いついた人が現れたのです。今まで、物件は、ひとかたまりにするというのが「当たり前」と思われていたところに一石を投じるこの戦術。このゲームに目から鱗の新戦法です
でも、ゲームは最後までプレイ出来ず時間切れとなりました。

感想

 1844.最後までプレイするには士気が維持しきれませんでした。うちでやる18XX系は、いつも古いタイプだとそうなる傾向があるように感じます。まあ、銀行破産までやるとなると、時間がかかりすぎるというのもあるのですけど、山が見えるというのも一つあります。会社が出尽くし、株を買い尽くしたら、あとはひたすら配当を出し続けるだけ、というプレイスタイルですから。

シティタイクーン、他人のプラントに張り付く戦術は斬新でした。この戦術が開発されたことで、容易にはプラントに手が出なく鳴ったと行って良いかもしれません。でも、プラントを誰も作らないと、資源が足りないのです。悩ましいところです。このゲーム、まだまだ深いようです。

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