２０１4年11月例会報告

プレイされたゲーム

• ヒンデンブルグズ　ウォー（S&T誌）
• １８？？

プレイの内容

　本日のメインイベントは、ヒンデンブルグズ　ウォー。
パック１号さんの持ち込みで、S&T誌の付録ゲーム。テーマは1918、第一次世界大戦ドイツ最後の大攻勢です。
ゲームのルールはちょっと特殊。全１５ターン、1ターン１０インパルスで、1インパルス中には、４つの行動のうち、１つを選んでどれかしか出来ません。
まずは、戦略移動。これは、予備ボックスから5ユニット（都市から、あるいは都市へは１０ユニット）あるいは、予備ボックスへ5ユニットを取り出して配置すること。続いて移動、これは1ヘクスマップ上の全ユニットを動かすこと。このゲーム移動力の概念がないのです。ただし、移動したユニット同士の合流も、スタックの分割移動も不可。スタックの分割は、片方停止、片方移動のみ、スタックの合流も、片方停止、片方移動のみなのです。続いて出来ることは戦闘。全戦線で、1スタックのみが攻撃できます。目標も1スタックのみ、戦闘はさいころを振って戦闘力以下の目が出ればあたり、ユニットは原則1ステップのみ、相手側が損害を食らうユニットを選ぶので、大抵最強ユニットから死んでいきます。地形効果は、ユニットが振れるサイコロの倍数が増えるというもの、オーバーキルすれば、オーバーキルの半分だけ、死んだユニットが復活するので、結構大事なルールです。最後に1インパルスを使って塹壕構築が出来ます。補給下のユニットがいるヘクスに1ヘクスを選んで一カ所のみ。自分の塹壕があるところや、都市には作れません。
第一次世界大戦らしく、大突破で包囲というわけにはいかず、ごりごりと押していく展開になるようなルールになってます。

ゲーム展開、第一回戦は、ドイツ軍が2ターンで攻勢が行き詰まって投了したそうです。
で、第二回戦は、攻守を入れ替えてプレイ。こんどはドイツ軍が予備ボックスに主力をおいて攻勢軸を自由に決められるようにしての攻勢開始。連合軍はヴェルダン（落ちた状態でターンが終わると負け）も守らないといけない、パリも守らないといけない（当然パリが落ちると負け）、海峡の諸港湾も守らないといけない（イギリス軍が海に追い落とされても負け）という状況に追い込まれて防衛方針が定まりません。その隙を突いてドイツ軍はパリへと突進を開始。結局ドイツ軍の攻勢主力はパリに向けられ、パリに隣接するところまでドイツ軍は進撃します。危うしパリ、が、ここから連合軍ががんばります。都市は防御力4倍サイコロ振りという異様な堅さを誇るのです。補給を絶てば地形修正がなくなるのですが、パリの補給は地図の切り方の関係で、絶てないようになってるので、正面攻撃しかありません。まさにここが俺のスターリングラード。結局パリは守り切られ、攻勢軸を変えて攻撃されたヴェルダンも、一度はドイツ軍の手に帰したものの連合軍が奪回に成功し……というところで時間切れになったそうです。

１８？？は、１８７０のルールを使った１８XXの一作。１８XXのバリアントに近いゲームです。
１８？？なので、１８７０っぽい地図は使いますが、架空の世界のマップを使います。
中小企業も架空の会社、結構凶悪な会社が多いです。

ゲーム展開は、序盤出遅れたAMANO氏が、早期に会社を2社立てにして、連合した会社で成長させる戦略を採用して頭ひとつ抜け出して、そのまま逃げ切りました。

・感想

ヒンデンブルクズ　ウォーは、プレイした人からなかなか好評だったようです。
ルールはそんなに難しくなく、第一次世界大戦っぽい展開になるみたいです。
同じテーマで簡単なゲームというと、昔コマンドについていた、１９１８がありますけど、あれはドイツのストッストルッペンが、どこの装甲部隊だよという感じの電撃戦を展開しますが、こちらは、そういう電撃戦は見られないみたいです。
その点だけでも、第一次世界大戦好きの方には、ちょっと触れてみてほしいアイテムではあります。

１８？？。結構楽しいゲームでした。5列車が実質パーマネントで機能したのが計算外。展開を早めてつぶしにかかりましたけど、逆に展開を遅くしなかったせいで、こちらの首が絞まりましたね……。