2015年12月例会報告
プレイされたゲーム
- amanoさんの自作ゲーム
- Rolling Stock
- ギャルマスター1(HJ)
プレイの内容
本日は今年最後の例会、だからといって、別に忘年会とかはなく普通に例会です。
まずプレイされたのが、amanoさんの自作ゲーム。追加ルールを入れてのテストプレイです。
追加ルールの内容は客車。旅客を都市へ運べばそれで収入が得られるというもの。
寄り道せず、都市へ直行すれば収入がUPというしかけなのです。
が、最初にプレイされたときは、ボーナス収入が少なすぎ、客車を買うと大損、という展開になってしまいました。
で、ちょっと再考ということで、Rolling Stockをプレイ。
このゲームは、18XXシリーズの株券ルールが「おかしい」というのでいじくり回してた人が、終いに株式売買だけのゲームとして独立させた、というもの。
株式売買だけに特化したゲームだけあって、株式のルールは当然凝ってます。
会社の構造は、持ち株会社と営業会社の2種類に分かれてます。
営業会社は、お金を稼ぐ能力を持っています。持ち株会社は、単体ではお金を稼げませんが、株式を発行する能力を持ってます。
そして、持ち株会社に営業会社を売却することで、プレイヤーはお金を手に入れることができます。
持ち株会社に一旦売却された営業会社は、こんどは持ち株会社のために働き、お金を持ち株会社に入れます。ここで、営業会社が同じ企業グループに属していると、シナジー効果でボーナスが発生する場合があります。
この、シナジー効果による収入を目指して、持ち株会社を設立するというわけ。
持ち株会社は、配当金を支払うことも出来ます。が、ここで18XXとは違った株式ルールが登場します。
このゲーム、持ち株会社の株価変動は、その会社が持つ「資産」と、発行済み株券の枚数によって決まります。
「資産価値」の高い会社ほど、持ち株会社の株価は上がりやすくなり、株券の発行数が多ければ多いほど、会社の株価は上がりにくくなります。
持ち株会社の株式は、常に市場に出さなければなりません。直接投資家=プレイヤーは買えないのです。ここでギミック。株は、買おうと思うと値上がりし、売ろうとすると値下がりするのです。売買は、変動した「後」の価格で行わなければなりません。
そして、売買は常に1株ずつ行う必要があります。かわりに、売った株をそのラウンド中に買うことも出来ます。……損すること請け合いですが。
言い換えるなら、持ち株会社は、営業会社をたくさん運営し、手持ち資金が潤沢であれば、株価が上がり、営業会社の資産価値(営業会社の資産価値は一定です)が少なく、手持ち資金が乏しければ、株価が下がります。
ここでジレンマが発生します。株を発行して会社に資金を入れればそれだけ営業会社をたくさん売却出来、プレイヤーのお金も増えるという好循環が生まれます。
が、それは、株価が下がるというペナルティと隣りあわせです。
逆に、発行せずに済ませば、株価は上がるでしょうが、会社の資金はショート気味になります。
どちらを優先するかがプレイヤーの腕の見せ所です。
もちろん、勝敗は、持ってる株価と、営業会社の資産価値、そして手持ち現金で決まります。
最初のゲームは、からくりがよく分からず、うまくこのローテーションを見つけたプレイヤーが勝利してました。
二回目は、持ち主が株式発行と株価上昇と配当のバランスをうまく組み合わせて勝利しました。
で、頭が冷えたところで、再度amanoさんのゲームのテストプレイ。
都市へ旅客を直通で運んだときのボーナスを2倍にすることでバランスを見てみました。
それでも旅客を運んだプレイヤーは勝てませんでしたけど、バランスは良くなったように思います。
最後に、余った時間でギャルマスター1。1プレイ15分かからないというのは空き時間にやるにはちょうどです。
感想
amanoさんの自作ゲーム、一応完成品だったのですが、amanoさんはもう少し手を加えたいみたいです。
役立たずな追加カードなら使われないだけなのですが、ボーナスを2倍にしたあとは序盤役立ち、後半邪魔、という本来の立ち位置に入ったように感じます。
Rolling Stockは、とっつきは悪いですが、楽しいゲームです。営業会社と持ち株会社の役割分担が頭に入ってくると、普通にプレイ出来るようになりました。頭に入るまでが大変だとおもいますが。
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