2019年12月8日ウィリー家例会報告
プレイされたゲーム
- アップライジング ’44
プレイの内容
この日、izumoto氏を招いてプレイしたのは、アップライジング’44。ワルシャワ蜂起を描く、ポーランド製のゲームです。
エリア式ながら、CRTが戦力比方式なのが特徴でしょうか。
izumoto氏蜂起側、当方ドイツ側でプレイ開始。
が、初っぱなからルール解釈でつまります。チャートとルールブックで、ドイツ軍の得られるカード枚数とコマンドポイント数が違うのです。とりあえずルールブック優先を原則とすることでゲームを開始。
が、ここでもう一度ルール解釈が必要になります。突撃には1CP必要で、守備隊への攻撃は1CPでよい、とルールブックには書いてあるのですが、何に対して1CP必要なのかがまた不明なのです。ここは常識を働かせて、「原則1エリアへの突撃が1CP、守備隊に対しては複数エリアでも全体で1CPでよい」と解釈しました。
これでやっとプレイ開始。最初の蜂起で蜂起側はできるだけ多くの守備隊を撃破することを選択します。橋も一本は確保しないと、ウィスラ川東岸の蜂起部隊が死んじゃうので、これも一本落としにかかります。この総花的攻撃は出目も走って成功。ドイツ側はコマンドポイント不足でろくな対応が出来ません。
第2ターン以降、蜂起側は戦果拡大を狙います。ドイツ側はこれを押さえ込むべく増援を送り込んで守備隊にコルセットをはめます。守備隊にコルセットをはめておけば、1エリアあたり攻撃に1コマンドポイント掛かってくるので、攻撃を押さえることが出来るのです。
が、ここでルール上の解釈にさらなる問題が発見されます。
増援の登場にコマンドポイントが必要、と書いてあるのですが、一体1CPでどれだけ部隊が登場できるのか全く明記されてないのです。
さらに、マップ上の蜂起側モラルチャートには、-22から+22まで書いてあるのですが、モラルの上限値はルールにまったく書いてありません。モラルの上限下限は無限大でプレイしてましたが、それだと蜂起側のモラルはうなぎ登りで、どう考えてもマップ上の蜂起側全軍を消滅させない限りドイツ側は勝てないのです。そういうゲームなのかどうか不明、ということで4ターンでゲームを打ち切りました。
感想
ゲームとしてつまらなくはなく、むしろ面白いぐらいなのですが、ルールが曖昧(元の英文ルールが曖昧)でプレイが困難というのは残念です。テーマも珍しいので、プレイする価値は十分にあると思うのですが……
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