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2020年3月 8日 (日)

2020年3月7日ウィリー家例会報告

プレイされたゲーム

  • 1944:War in the West(White Dog Games)
    Dsc00058
  • まじかるベーカリー 反逆の魔法少女(MAGI)

プレイの内容

 この日、ちゃうちゃう氏を招いてプレイしたのは、1944:War in the West。タイトル通りの西部戦線のゲームです。ノルマンディからバルジが失敗したところまでを扱います。

 システムは、同社のWar in the Pacific:1941ー1945と同じ形式の、何をするにも、乏しい補給が必要という形式になってます。ただ、このゲームでは、攻撃には補給がいらないので、敵に隣接していれば攻撃できます。シークエンスがちょっと独特で、両軍が交互に移動してから両軍が交互に攻撃するようになっているので、独軍はうまくやれば、「一歩退却して攻撃をかわす」ことも可能になってます。攻撃には指揮官が必要というのが、War in the Pacificとは違ってるところでしょうか。

 ちゃうちゃう氏独軍、当方連合軍でプレイ開始。

 第1ターン、独軍はZOCが浸透出来るこのゲームで浸透を避けるために、ノルマンディに隙間のない戦線を張ります。これに対し米軍は最大の弱点を殴って穴を空け、突破戦闘(大勝利を上げると出来る)でさらに攻撃を実施、突破口を開きます。対する独軍は、これを見て即撤退を開始します。

 第2ターン以降、逃げる独軍と追う連合軍の戦いが続きます。が、特筆すべきは忘れ去られるはずの戦線イタリア。フィレンツェの背後に連合軍が突破して、イタリア方面軍の補給を絶ったのです。イタリア戦線はこれで崩壊。ミラノとトリエステという勝利条件都市が連合軍の支配下になります。

 一方の西部戦線はというと、的確な後退戦術を見せる独軍相手に攻撃は停滞気味れでもウェストウォールに到達すると、独軍も抵抗を見せるようになります。さすがにここまで増援などで強化された部隊は強力で、連合軍による攻撃も停滞気味になります。

 イタリア方面では、占領すればサドンデスのウィーン目指して攻撃を続けます。これを見た独軍。バルジ用の増援をイタリア方面に向けて投入します。

 Dsc00059

 西部戦線主攻軸が連合軍優位に展開してるなかでのこの決断は連合軍に取っては、戦略的奇襲になり、連合軍イタリア方面は崩壊。急いで戦略再配置でイタリア方面へノルマンディからイタリア方面へ部隊を回さざるを得なくなります。が、その結果ウェストウォール方面での抵抗力は強化出来ず、独軍はウェストウォールを突破されます。

Dsc00060

 ゲーム終了時、勝利条件都市12のうち、7つを連合軍が確保してぎりぎり連合軍が勝利しました。

 軽いゲームを仕上げに、ということで、まじかるベーカリー 反逆の魔法少女をプレイ。今回も店長とバイトを入れ替えて2戦やりました。店長が「強がる」必要もなく勝つのは初めて見ました。

感想

 1944:War in the West。手軽でよいゲームです。しばしばドイツ軍が信じられないほど強かったり、異様に弱かったりするゲームがある中で、このゲームはバランスがよく取れてると思います。ウェストウォールの強度も適度で、ここを抜かれたら終わり、というほど強くもなく、あれば便利、という程度には強くなってます。ドイツ軍は補充が出来ないというルールもうまくこの当時の西部戦線をあらわしてるように思います。これで、補充のある連合軍との物量差が現れてます。同じように損害を出していっても、最後に立ってるのは連合軍なのです。

 べた褒めしてますが、欠点が一つ。お値段が高い。それだけの価値はあると思うのですが、お財布には優しくないのです。BGGでの評価が高いのも納得の出来なのですけどね。

 

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コメント

War in the Pacific:1941ー1945を密かに気に入っていて、同じシステムのゲームが気になっていたので、お褒めの感想は非常に喜ばしい限りです。しかも価格についての感想まで同じです。安かろう悪かろうよりはぜんぜんいいのですが。
頑張ってお小遣い貯めたいと思います。

投稿: ぴょん | 2020年3月 8日 (日) 19時29分

ゲームとしては非常に面白いです。
3月8日にもプレイして、プレイヤーにも良い評価がもらえました。

価格はどうにもならないので、お小遣い貯めるしかないですよね。

投稿: ウィリー | 2020年3月 8日 (日) 20時14分

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