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2020年3月24日 (火)

2020年3月22日松山六角会遠征報告

プレイされたゲーム

  • 群雄割拠(ウォーゲーム日本史)
  • The African Campaign(Compass Games)
  • RED SUN BLUE CROSS(盆栽ゲームズ)
  • 春風作戦~我々のボーイは戦争が出来るのかね?~(同人)
  • The Legend of Blitzkrieg(盆栽ゲームズ)

プレイの内容

 この日、富士教材さんで開催された松山六角会にお邪魔しました。参加者は、私をのぞくと、ケンタさん、タナックさん、りていくさん(順不同)で参加者は4人でした。

 まずは、軽いマルチ全員で、ということで、群雄割拠をプレイ。このゲームは、手っ取り早く言うと、簡略化されれたヒストリー・オブ・ザ・ワールドin戦国時代です。

 どの辺が簡略化かというと、まずエポックがない。どの大名がいつ出るかはランダムです。戦闘もさいころ一個振るだけで判定の簡単仕様。イベントカードと大名がランダムにセットになって登場するようになってます。天命チットを使って、手番より先の大名を選ぶことも出来るのが特徴。天命は最後VPになるので、VPが稼げる大名を選ぶか、それとも天命をVPとして使うかが悩みどころです。

 展開は、タナックさんと私がデッドヒートを繰り広げた末、タナックさんが、上洛VP7点を獲得して勝利しました。

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開始前の図

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終了時の図

 さて、ここからはタナックさんとりていくさんが、The African Campaignへと移動。

 私とケンタさんは、途中、The African Campaignを観戦しながら、ミニゲームを3連戦。

 まずは、RED SUN BLUE CROSSをプレイ。このゲームは、日露戦争の制海権争いをゲーム化したものです。要するにWar at Seaなのですが、War at Seaと違って、出撃した艦隊は後で移動出来ます。さらに、戦闘は決着がつくまではやりません。1ラウンド撃ち合いをして終わりです。撃ち合いも、移動力の早い側が先撃ちできるシステムになってます。同点なら攻撃された側先撃ちですが、イニシアチブチットを使えば、問答無用で先撃ちが可能です。この権利は、先撃ちすると相手にうつります。

 ケンタさん日本軍、当方ロシア軍でプレイ。ロシア旅順艦隊は、最初から積極的に日本海軍の主力と決戦を挑みます。この戦いで旅順艦隊は壊滅的打撃を受けるものの、日本軍の4隻しかいない戦艦を2隻撃沈。まずまずの滑り出しです。

 日本軍は奉天を抜け四平へ進撃、旅順方面は203高地を押さえるにとどめます。旅順の残存艦隊はウラジオストクへ逃げ込みます。

 そして到着するバルチック艦隊。バルチック艦隊はするりと日本軍の封鎖網を突破してウラジオストクに到着。日本海軍とロシア海軍のハルマゲドンが起きるかと思いきや、イニシアチブチェックの出目であっという間にターンが終了しまくって、ゲーム終了。3POC差でロシア軍の勝利でした。

 春風作戦~我々のボーイは戦争ができるのかね?~は、自作の同人ゲーム。タイトル通り、春風作戦を扱います。特徴は補給ポイントの入札制度。補給ポイントを2ポイントから12ポイントの間で、好きなだけ入手できるのですが、補給ポイントを相手よりたくさん得た側はイニシアチブを失います。補給ポイントは、部隊の活性化、再編成の両方で必要なので、潤沢にほしい所ですが、イニシアチブを失うと相手が2回行動してくるので悩みどころです。

 ケンタさん枢軸軍、当方連合軍でプレイ開始。

 戦いは、まずアルニム指揮の第10装甲師団と、第21装甲師団がイニシアチブを持って寄せてきます。連合軍は補給を大目に選択して、イニシアチブを捨てて再編成にいそしみます。17日(第4ターン)からはロンメル登場。ロンメルは全力で突破を目指します。このままでは寄り切られると思った連合軍は乾坤一擲、補給ポイント獲得2を選択してイニシアチブを奪取、全力攻勢に出ますが、突破し損ねて万事休す。枢軸軍の反撃で勝利条件エリアを失い、枢軸軍が勝利しました。

 The Legend of Blitzkriegは、1940年フランス戦を扱ったゲーム。お互い部隊の戦力は同じですが、戦車部隊数でドイツが上回っている上に、毎ターンカードドリブンで行動出来るのですが、その使えるカード枚数もドイツ軍が上です。西側連合軍の強みは地形による防御力が存在することぐらいですが、それを帳消しに出来るだけの戦力がドイツにはあります。

 というわけで、ケンタさんドイツ軍、当方西側連合軍でプレイ開始。

 が、ケンタさん、初プレイということで凡ミス。第1ターンに「作戦」カードを十分に入れてなかったのです。オープンの勝利条件が低地国制圧と、楽なものだっただけにこれは厳しい。一方の連合軍は、マジノ線から打って出るもドイツ軍に返り討ちにされます。まあ、枢軸軍の出目もよかったのですが……とにかく、三個ふりでしばらくは11とか12とかがポンポン出る展開ですから。

 が、肝心のリエージュ要塞攻略戦で出目が腐ります。空挺部隊投入でリエージュを抜く前に3回ぐらい敗戦。これがたたって低地国制圧にあと1エリア、というところでドイツ軍は力尽きました。

 さて、その間プレイされていた、タナックさんと、りていくさん対戦のThe African Campaign。

 このゲームは、2ターン1月で、ウェーベル攻勢からスーパーチャージ作戦までを扱うロングランなゲームです。北アフリカ戦に必要な枢軸軍の燃料不足や補給ルールなどは一通りそろってます。ひねてるのは勝利条件。枢軸軍は地図東端から12戦力を突破させ、2ターン補給を維持しなければなりません。対する連合軍は、枢軸軍の勝利を阻止した上で、トブルクをゲーム終了時に保持してなければなりません。どっちも大変そうな勝利条件です。史実の結果だと、引き分けということになります。

 タナックさんが枢軸軍、りていくさんが連合軍でプレイ開始。

 連合軍は、まず、トブルクを制圧するまでは絶対止めない攻勢を開始します。が、2戦力2ステップしかないイタリア軍が頑張る頑張る。それなりの痛手を連合軍に与えます。

 ロンメルと第21装甲師団が到着すると、攻守は逆転。連合軍はトブルク周辺で守りに入ります。入ったのはいいのですが……ここで連合軍を悩ませる大問題、チャーチルの気まぐれな戦略が顔をのぞかせます。

 別にそういうルールがあるわけではなく、単に北アフリカの部隊が増援スケジュールで転出するだけなのですが、これが痛い。前線で頑張ってる部隊がポンポン引き抜かれて行くのです。部隊が死んでれば、他の部隊が代わりに転出。ステップロスがあれば補充部隊まで道連れで転出。

 これでイギリス軍はどんどん前線兵力が減少。枢軸軍はというと、制空権を利用してロンメルらしく戦線端っこの部隊を包囲殲滅していきます。

 連合軍も逆包囲して攻撃と行きたい所ですが、制空権がないので移動妨害を受けて回り込めません。

 そうこうするうちに、連合軍の部隊は包囲殲滅戦と転出とでボロボロになり、アレクサンドリアまで枢軸軍が押し寄せる始末。

 アレクサンドリア決戦も枢軸軍の勝利に終わり、第18ターンにロンメルと第21装甲師団が突破、乾坤一擲でトブルクから打って出た部隊も第15装甲師団に撃破されて万事休す。

 結局、マップ上から連合軍が一掃されて20ターンにゲームが終わりました。

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 最後に、もう一度余った時間で群雄割拠をプレイ。

 タナックさんが上洛しまくりでポイントを稼ぎ圧勝してました。

感想

 群雄割拠。上洛のVPの振れ幅が1VPから7VPまであります。この上洛のVPがやたら振れ幅が大きいのは好みが分かれる所です。
7VPといえば、東海や関東を完全制圧したときに得られるVPより大きいのですから。大名は、上洛可能かどうかで性能がはっきり分かれると言えるでしょう。2回目のタナックさんは、上洛しまくりでVPを大量に稼いでました。

 RED SUN BLUE CROSS、やっぱり日本軍は難しい。旅順艦隊との決戦において、大した損害を受けることもなく旅順艦隊を壊滅させないと、バルチック艦隊との戦いが非常に厳しくなります。とても史実通りに勝てるとは思えません。まあ、史実通りなら日本軍圧勝なのですが。

 春風作戦~我々のボーイは戦争ができるのかね?~は、デザイナーの私があまり見るべき所もなく負けてしまいました。勝負どころの見極めに失敗したのが敗因なのははっきりしてるのですが。

 The Legend of Blitzkrieg。初見で「作戦」を4枚全部入れておかないと勝負にならない、というのを見抜いておけ、というのは酷な話。とはいえ、連合軍はかなり厳しい戦いを強いられます。なにせ、あの5ターンで、史実では全部の勝利条件を満たされてるのですから……。

 The African Campaign。連合軍は単にガザラ陣地を作って守ってれば勝てる、というほど甘くはないようです。トブルクを迂回してアレクサンドリアへなだれ込める程度には補給ルールが緩やかなので、連合軍はそれを見越した防御が必要になります。物量の連合軍といえど、ロシアの無限の人的資源という風には、部隊が来ないのですから……

 キンタさんは、挨拶にだけ顔見せに来られました。会えてよかったです。

 ケンタさん、タナックさん、りていくさん、お世話になりました。ありがとうございます。機会がありましたら、またお会いしましょう。

おまけ

 前日、道後温泉本館に行ってきました。一応温泉に入ってきました。

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ちなみに修理中で、募金を募ってました。

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