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2020年7月21日 (火)

2020年7月19日広島・ゲーム・サービス例会報告

プレイされたゲーム

  • トワイライト ストラグル(GMT)
  • Thunderbirds Are Go
  • New World(AH)
  • たんと☆くぉーれ(アークライト)
  • 4人打ちオセロ
  • ぱんつぁー ふぉー(K2)

プレイの内容

 この日は、izumoto氏の友達のS氏が参加してくださいました。

 というわけで、マルチ組がプレイしたのは、S氏の持ち込んだ、thunderbirds Are Go。このゲーム、4人までの協力型ゲームで、サンダーバードチームの一員となって、Hoodがおこす事件を6個解決出来ればプレイヤー側の勝ち、逆に、3つの事件が未解決だとHoodの勝ちでプレイヤー側全員負け、というもの。とはいえ、基本は双六で、Hoodが外周をぐるぐる回っていろんなところで事件を引き起こし、逆にサンダーバードチームは、内側をルーレットを回して事件の起きてる場所へ急行、事件の解決を試みる訳ですが、解決も双六方式で、ルーレット次第。要するに出目が腐ればなにやっても負ける仕様になってます。

 ゲームは、とりあえず何やっていいかわからないままHoodが事件を2つ成功させてしまいます。レディ ペネロープの余計な工作で、Hoodがアジトに帰っちゃったことで、かえって事件が早く実行に移ってしまったのです。

 最後の事件は阻止するとばかりにサンダーバードチームも頑張りますが、ラスト1の事件で、「Hoodはイベントカードを使い切ったマスに止まると、次のイベントマスへ自動的にワープ」というルールのせいで、あっという間にラス1事件の場所へ到着。3つの事件を成功させてHoodが勝利(つまりプレイヤー側敗北)となってしまいました。

 マルチ組が次にプレイしたのは、New World。タイトル通り、新世界の冒険を各国指導者として実行する、というものです。基本ルールでは、マップは最初からわかっていて、どこに行けば何があるかわかるのですが、今回は上級ルールを採用、新世界ではどこに行けば何が起きるか全部ランダムに決まる、でやってみました。新世界の様子が始めからわかってたらおかしいですし。

 S氏はいきなりインディアンの大帝国に遭遇して植民者が壊滅。仕方ないので太平洋から上陸を試みますが、当然マゼラン海峡超えなので大西洋を単に横断するより難易度が非常に高くなってます。船団は次々と大被害を受け事実上ゲームからたたき出されます。

 izumoto氏はラプラタ川(あるかどうかわからんけど)沿いに植民地を増やしていきます。持ち主のamano氏は大帝国の南側に上陸して領土拡張を図りますが、やっぱり出目が腐って植民地拡張に出遅れます。

 私はというと、ベネズエラあたりに植民地を建設。そこからamano氏とizumoto氏の領土に接するところまで領土を広げます。

 ゲームが動いたのは、最終1ターン前、amano氏が順調に領土を増やしてあと1つ領土が確保出来れば勝利、というところまで来ます。私はこれを阻止すべくamano氏と決戦を挑みます。その機に乗じてizumoto氏は私の領土へ侵攻。3者ともぼろぼろになるも、両面作戦をとった私も事実上優勝争いからはじき出されます。最終ターン、領土確保に失敗したamano氏と、3領土を確保出来たizumoto氏の差が現れて、izumoto氏が勝利しました。

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  マルチ組は、O氏を迎えて5人になったところで、たんと くぉーれをプレイ。このゲーム、一言で言えばメイドさん集めのドミニオンです。

 ゲームは、O氏がひたすらVPになるメイドさんを集める一方、amano氏はVPそっちのけでいろんなメイドさんを集めます。残りの3人は、カード回りをよくするメイドさんを雇いつつ、VPの高いメイドさんを集めるバランス戦略。結局ただ1人はぁと3を持ってた私が収入力の差でVPになるメイドさんを集めて勝利出来ました。

 さて、その間シミュレーションゲーム組がプレイしてたのは、トワイライト ストラグル。言わずと知れた冷戦を扱ったカードドリブンゲームです。

 勝負は最終ターンの最後までもつれ込み、コタさん率いるアメリカが勝利してたそうです。

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シミュレーションゲーム組が撤退したところで、amano氏も撤退。というわけで、4人になったので、S氏が持ち込んだ4人打ちオセロをプレイ。

このオセロ、4人が順繰りに打つというだけのオセロですが、特殊カードがあって、これを使うとガンガン自分の石が置けるという優れもの。

……なのですが私は使う前にいきなりカードで脱落させられてしまいます。その後、izumoto氏はカードを序盤に使って優位を取ろうとしますが、後出しのO氏に逆転されます。さて、持ち主のS氏はというと、カードを一切使わぬまま、最終を迎えてきっちり勝ってました。

カードを使わず勝つとはさすが持ち主です。

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最後1時間余ったので、4人でぱんつぁー ふぉーのバトルロイヤル。使った戦車はM13、アンツィオ学園の模擬戦を砂漠マップで実施です。

遮るもののない砂漠で、さいの目が冴え渡ったS氏が自ら他の3両を片付けて模擬戦勝利を飾ってました。

感想

 トワイライト ストラグル。ちゃんとアメリカでも指導のよろしきを得れば勝てるみたいです。コタさんはコンピュータ相手にプレイを重ねてたそうですから。

 Thunderbirds Are Go。まぁ……双六だよね。運が悪ければなにやっても負けるというのはともかく、ルールをきっちり把握してても、引きが腐ってるとあっと言う間に負ける様な気がします。

 New World。これも基本は双六です。出目が腐ると船が沈みまくりますし、原住民の大帝国を序盤に引き当てると、軍隊がまともに作れず植民者を虐殺されてしまいます。とはいえ、ゲームとしてつまんない訳じゃないです。ただ、運が悪けりゃ地獄を見るだけで。

 たんと くぉーれは……まあ、要するにドミニオンなので、つまんない訳がないです。萌え系というのに魅力を感じるか、なんで萌え系なんだよと言うかは、人それぞれでしょうけど。

 4人打ちオセロは……私はこういう何手も先読みが必要なゲームは極端に弱いのです。カード一発脱落は読めてませんでした。まあ、脱落させた当人も負けてるあたり、先読みは難しいのでしょうが。

 ぱんつぁー ふぉーは、難易度低い戦車戦ゲームです、楽しめました。しかし……イタリア軍戦車とはいえ、防御力は人並みにありましたね。攻撃力は腐ってますが……

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2020年7月13日 (月)

2020年7月11日ウィリー家例会報告

プレイされたゲーム

  • トランプウォール
  • コリドー
  • Age of War:戦国大名
  • バトルライン
  • ヘックメック
  • カタンの開拓者
  • スカウト
  • レマ アルカナ
  • アルハンブラ
  • 第2次世界大戦(10歳から遊べるウォーゲーム)

プレイの内容

 この日は、かりびぁんさんを招いてゲーム会。一応いろんな人に声は掛けてみたのですが、見える予定だったのはizumotoさんだけ。

izumotoさんが12時着予定ということで、ひとまずかるいゲームということで、かりびぁんさん持込のトランプウォールをプレイ。

このゲーム、メキシコ人vsトランプ大統領で、六角形のマス目に自分の石を置いていって、国境の壁が出来ればトランプ勝利、メキシコからアメリカまで一つながりが出来ればメキシコ人勝利というもの。これだけなら先手必勝なのですが、そこは一ひねり入っていて、トランプのカードを出して、そのカードの数字かマークが一致してる所にしか石が置けない、という縛りがあります。トランプの引きが悪いと、あと一手で上がりという状況で上がれない、という状況が生まれるわけです。

2戦して一勝一敗でした。

コリドーは、写真を見てもらうのが早いでしょう。

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壁を置くか、自分のコマを前後左右に一マス動かすかして、回廊を作りながら相手を妨害し、自分のコマを相手の陣地に入れれば勝利です。当然、相手のコマを完全に封鎖する置き方は出来ません。

これも2戦して、一勝一敗でした。

Age of War:戦国大名は、ダイスゲームの一種。さいころを振って城を攻め落とし、VPを稼ぐというゲームです。さいころは、1~3の刀と、兜、弓、馬の4種類。それぞれの城ごとに、落とせる組み合わせがあって、それをうまく組み合わせて城を落としていくのです。ひねったルールとして、城には地区が存在し、その地区の城を全部落とすまでは、相手に自分が落とした城をさらに攻略されてしまう可能性があること。うんと読みのゲームです。

これは、かりびぁんさんが勝利しました。

バトルラインは、ライナー・クィニッツァ作の2人用ゲーム。古代の戦列戦闘を抽象的に再現したゲームです。9個のポーンを、部隊を投入して奪い合い、連続する3つのポーンか、過半数5つのポーンを押さえた時点で勝利です。部隊は組み合わせでカード自体は弱くても強力になれる可能性があります。戦術カードという特殊なカードもあって、作戦に幅を持たせられるようになってます。

これは私が経験値の差で勝利出来ました。

ここでizumotoさん到着。 3人になったところで、ヘックメックをプレイ。

これは……どんなゲームだったか忘れてしまいました。多分、検索すればわかるのでしょうが……

ここで、かりびぁんさんが招待した、K2さんが参加。

4人になったところで、カタンの開拓者をプレイ。どんなゲームかは説明不要と思われるほど有名なゲームです。なんでも、世界一売れてるボードゲームなのだとか。

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これは、かりびぁんさんが勝利してたはずです(記憶がだんだん曖昧……)

スカウトは、大富豪っぽいゲーム。ひねったルールは、カードが配られた後、カードの順番を変えることが許されない、ということ。その代わり、カードは上下が存在し、上下を「全体一回だけ」変えることが出来ます。そうして出来たカードの順番を使って大富豪をやるわけです。大富豪と違うのは、強ければ1枚に対して2枚だしや3枚だしも許されることと、より強いカードが出せない場合には出されたカードの両端のうちどっちかのカードをとって、手札に加えねばならないということ。誰かが上がればそこでゲーム終了で、残ってる手札がマイナス点になること、そして、自分が勝てば、出されてるカード分プラス点がもらえ、自分の出したカードに勝てない人がいるごとに「スカウト」点1点が入ること。自分以外の全員から一巡の間にスカウト点が取れれば、自分は問答無用で上がりになること、でしょうか。

K2さんが一気に5枚だしを決めて、第一回目の上がりでした。

スカウトは本来人数分ラウンドをするそうですが、これはここで切り上げて、次にプレイしたのは、レマ アルカナ。

このゲームは、プレイヤーが魔法使いになって、10VP以上稼ぐのが目的です。魔法使いがVPを稼ぐ手段は、VPカードを手に入れて配置することと、そのVPカードにあるVP獲得手段でVPを稼ぐことの2つ。どうやってカードを手に入れるかというと、5種類のマナを集めて、そのマナで購入していきます。ゲームは、最初自分が担当する魔術師を決めることと、8枚の手札を、ドラフト方式で手に入れる事を行います。

その後、マナを入手する、カードをプレイする。パスして手札を補充。そのラウンドを終えることの3通りのことができます。

ゲームは、マナを稼ぎまくったK2さんと、墓地に黒のマナを置けばVPになるという割とVPの稼ぎやすいカードを手に入れた私との競争になり、マナの数の差でK2さんが勝利しました。

アルハンブラは、自分の庭園を造ってその庭園の規模を競うというゲーム。庭園に配置するタイルは、カードで購入するのですが、そのカードが4種類あって、互換性がないのがポイント。どのタイルが買えるか、買ったタイルがうまく配置できるか、を考えながらタイルを置いていきます。タイルには壁が存在する場合があって、壁と壁、壁のない辺と壁のない辺が隣接しなければなりません。さらにすべてのタイルは、スタートタイルである噴水から、壁に妨害されないように移動出来ねばなりません。壁って邪魔なだけじゃん、と思いきや、最長の壁の長さ分VPがもらえるので、意外と重要だったりします。

ゲームは最長の壁を建設出来た私が壁VPを稼ぎまくって勝てました。

第二次世界大戦、は、台湾の人が作った第2次世界大戦を模したウォーゲーム。国力がドイツ、イギリス、ソ連、日本で差がないというあたり、アブストラクトなゲームと言ってよいでしょう。この4陣営が、領土を手に入れてVPを稼ぎ、勝利を目指します。

izumotoさんドイツ、かりびぁんさんイギリス、K2さんソ連、私が日本(順不同)でプレイ開始。

初プレイのかりびぁんさんとK2さんはひとまずレンドリースでアメリカ、中国を味方に付けるべく頑張ります。味方にアメリカ、中国がつけば、それだけでVPが稼げるのです。

対するドイツは、まず西方を伺います。日本はソ連に満州を取られてその分を東南アジアで埋め合わせます。

ゲームが動いたのは、ドイツがバルバロッサ作戦を発動してから。対日戦に総力を挙げていたソ連はバルバロッサに対応出来ず、生産拠点全部を失います。

イギリスは救援? でコーカサスを占領、ウクライナを解放しますが、ドイツも素早くウクライナ、コーカサスを占領します。

その後は泥仕合のシーソーゲームが繰り広げられます。が、最終年前年の1944年、ソ連は日本の満州再侵攻ですべての部隊と生産拠点を失います。

しかし、ソ連には、1944年開発の必殺兵器V2ロケットがありました。これを恨み重なる日本とドイツにぶつけて来ます。

このV2ロケット、5OPで発射可能で、任意の1プレイヤーのカードを2枚ランダムに捨てさせるという実に強力な兵器です。これで漁夫の利を得たイギリスが、米本土(実は日本が占領してたのです)を奪回、フランスも解放して勝利しました。

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感想

声はいろんな人に掛けたつもりですが、来られた人はそう多くありませんでした。そんな中、参加してくださったizumotoさん、K2さん、ありがとうございました。かりびぁんさんも遠路はるばるお疲れ様でした。

ゲームは大量にプレイしたので、あえて個々のゲームの感想は省かせていただきます。

楽しい会としてゲームをプレイしていただけたのなら、幸いです。

 

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2020年7月 8日 (水)

2020年7月5日ウィリー家例会報告

プレイされたゲーム

  • パウルス第6軍(6A)

プレイの内容

 第5ターンから、izumoto氏ドイツ軍、当方ソ連軍でプレイ再開。

ドイツ軍はこのターンから、撤退した機械化部隊で反撃を開始、ソ連軍チル川戦線の背後を遮断すべく攻勢に出ます。

ソ連軍はチル川を渡った部隊が多すぎてこの攻勢に対応出来ません。急遽ドン川東岸の部隊を回しますが

これも移動力が足りずに増援になるどころかドイツ軍の撤退してドン川西岸に回った機械化部隊のエサになります。

それでも、攻勢補給を使えば、ソ連軍は一度だけドン川西岸部隊が補給下になるので、これでVP獲得を図ることは出来るのですが

……VPを計算したら、それでもドイツ軍の戦略的勝利は動かないということで、第8ターン終了時点でソ連軍が投了。ゲームが終わりました。

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感想

 ドイツ軍はスターリングラードを捨てて撤退すべきだった、という、ある意味当たり前の結論が出てきました。とはいえ、そういう行動をちょっとでも見せたら、ヒトラーはパウルスを罷免して、スターリングラードを死守する別な司令官を選任しただけでしょう。その意味では、このゲーム、スターリングラードを放棄出来る、という時点でおかしいと言えます。ちなみに、オプションルールでは、スターリングラードを放棄するとドイツ軍に-VPがつくのですが、それでもスターリングラードを放棄した方が、ゲーム上はドイツ軍有利と思われます。

 ゲームとしてつまんないとは、私は思わないのですが、勝利条件は明らかに間違ってるでしょう。「スターリングラードにいるドイツ軍ユニットが最終ターン終了時に補給下にあればドイツ軍勝利、それを阻止すればソ連軍勝利」というのが一番合理的な勝利条件だと思われます。

 とはいえ、ユニットの能力をいじらずにそれをやると多分ソ連軍必勝のゲームになるでしょう。ドイツ軍に下駄履かせてバランスをとるというのもおかしいとは思うので、ソ連軍にチル川方面でのVPを一定ポイント稼がないと負け、という縛りを入れた方がよさそうです。

 まあ、それでテストプレイ重ねてバランスとるぐらいなら、参考にして別ゲーム作った方がましだとは思うのですが。

 

 

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