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2020年9月24日 (木)

2020年9月21日ウィリー家

プレイされたゲーム

  • Imperium(GDW/K2)
  • Pacific Tide(Compass)

プレイの内容

 この日、mon氏を招いてプレイしたのは、Imperium。説明不要の傑作SFウォーゲームです。

mon氏地球、当方帝国でプレイ。

 mon氏率いる地球側は、ミサイル艇と偵察艦を量産してシリウスに進出、タンカーも地味に作っておきます。これが後で大きく効いてきます。

帝国軍は、シリウス奪回に偵察艦を2隻派遣したところ、逆襲食らって偵察艇2隻が壊滅!

地球側がタンカーを作っていることを見落としてた帝国は、これに手当をせずにいたら、一気にシリウス方面から地球側の侵攻をゆるして仕舞います。

これではどうしようもなく、第3ターンに戦争は帝国の敗北で終結しました。

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続いて、Pacific Tideをプレイ。カードドリブンゲームの太平洋戦争キャンペーンゲームです。出来ることが全部カードに書いてあって、ルールは少なめというのが特徴。

 mon氏連合軍、当方日本軍でプレイ開始。日本艦隊はmon氏の巧みな艦隊機動で1943年には壊滅。日本は陸軍による防衛にすべてを賭けます。

 他の地域が次々と物量で押しつぶされていく中、アリューシャンは陸上機の航続距離が届かないので、ここで最後の抵抗を日本軍は試みます。

スタック制限ルールの解釈間違いとmon氏の出目が腐りまくったこととが相まって、アリューシャンは陥落せず、日本軍が勝利条件を満たしました。

 とはいえ、陸軍2戦力しか派遣できない、ではなく、5戦力送っても良いけど、生き残りは2戦力までで、それ以外はスタックオーバーで死亡、というルールを忘れてなければ、連合軍が勝ってたと思います。

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 陣営を入れ替えてもう一戦。mon氏の巧みな艦隊機動(またかよ)で主力艦隊を1943年に失った連合軍は日本軍の戦力ばらまき遅滞戦術の前に手数が足りなくなりどうしようもなくなります。それでもマリアナと硫黄島は陥落させて原爆を落とすという意趣返しをして、見事に連合軍が敗北しました。

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感想

 Imperium。今回は帝国が出目も腐れば作戦も致命的にミスして大敗北しましたが、基本的には帝国と地球側が一進一退の攻防を繰り広げるゲーム、のはずです。

 シリウス方面からの突破を阻止しつつ、バーナードスターを目指す帝国と、ヌスク・デュシャーム二重星系の確保を目指しつつ、ワールドを増やそうとする地球の対決になる……んだったと思いますが、よく覚えてません。

 いずれにせよ、今回のプレイは、帝国の「やってはいけない」が見事に出ましたが。

 Pacific Tideは、ルールが簡単でプレイしやすい太平洋戦争キャンペーンゲームだと思います。なぜアメリカ軍がシンガポールまで攻め込めねばならないのかとか、色々と突っ込みどころは有りますが、良く出来たゲームです。しかし……陣営入れ替えても巧みな艦隊機動で海軍が壊滅してしまったぞ。どうしよう……

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2020年9月20日ウィリー家例会報告

プレイされたゲーム

  • History of the World(AH)
  • Napoleon(Colombia)

プレイの内容

 この日、mon氏とちゃうちゃう氏を招いてプレイしたのは、History of the World。言わずと知れたAH末期の傑作マルチゲームです。3人で普通にプレイしました。

 第1エポックは平和にばらけたエリアで帝国を築く3人。第2エポックで、もう動きが出ます。mon氏が私の旧帝国のあるインドで帝国を手に入れます。インドのわが帝国は滅亡こそ免れますが、mon氏の帝国が広くインドを押さえます。

 第3エポック、ローマ帝国を手に入れたmon氏ですが、この時点ではローマは伸び悩みます。第4エポック以降、ちゃうちゃう氏がリードして最終第7エポックを迎えます。ここで、ロシアを手に入れたちゃうちゃう氏はロシアを選択して逃げ切りを図りますが、mon氏がフランスを引いて猛追撃、制海権を生かして様々な場所に上陸、ちゃうちゃう氏を逆転します。最後の私の帝国はイギリスです。が、フランス艦隊相手に、ネルソン出して6連敗というのではどうしようもなく、北ヨーロッパ完全制覇という、どこら辺が大英帝国やねん、という展開に持ち込むのがやっと。

 結局mon氏が勝利しました。

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 余った時間で、コロンビア版の積み木のナポレオンをプレイ

mon氏フランス軍、ちゃうちゃう氏イギリス軍、当方プロイセン軍でプレイ開始。イギリス軍とプロイセン軍は相談してはいけないルールを採用。

mon氏率いるフランス軍はゆっくりと北上、ブリュッセルとガンを目指します。対するイギリス軍は後退しつつ、ブリュッセルとガンをどちらも守る作戦を採用します。さて、我がプロイセン軍はというと、ナポレオンとの決戦を意図してキャトル・ブラに突進します。

 キャトル・ブラとその後方に同時に攻撃を掛けるプロイセン軍。キャトルブラ戦では優位に戦いを進めるものの、その後方への牽制部隊はフランス軍の主力騎兵部隊に突っ込む形となり善戦するも敗退します。一方のキャトル・ブラ戦、その後方を牽制部隊が止めてる間にイギリスの騎兵部隊が増援で到着。この騎兵部隊の突撃が決定打となってフランス軍の左翼が崩壊。キャトルブラ戦には辛くもプロイセン、イギリス連合軍が勝利します。

 この、キャトルブラ戦の損害の多さにフランス軍は戦意を喪失、連合軍が勝利となりました。

感想

 History of the Worldは、やっぱりいいゲームです。が、ルールも適当に説明してプレイしたというのに、もう「制海権が勝利の鍵」と見抜いてるmon氏……怖い子。

 コロンビア版積み木のナポレオン、フランス軍の勝率が上がってるはずなのですが、今回は連合軍が勝利出来ました。やっぱり、フランス軍は早期に決戦を求めて行かないと苦しいみたいです。

 

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2020年9月19日ウィリー家例会報告

プレイされたゲーム

  • Return to the Rock コレヒドール1945(Revolution Games)
  • 第6軍救出作戦(盆栽ゲームズ)
  • W1815
  • ねこあつめ

プレイの内容

 この日、ちゃうちゃう氏を招いてプレイしたのは、まずReturn to the Rock。サブタイトル通り、コレヒドール島に上陸するアメリカ軍と、日本軍との戦いを扱います。

 システムは所謂SOAシステム、インパルス継続チェックに失敗するまでは、何度でも同じ側が行動出来るのが特徴です。もちろん、インパルス継続チェックは、同じ側が行動を続けてるとだんだん厳しくなるのはお約束。また、この手のゲームにはよくある、日本軍の隠匿ルールと、夜間浸透ルールもしっかりあります。アメリカ軍の武器は艦砲射撃と航空支援。これは、ユニットの防御力無関係に地形の防御効果しか効かないのが取り柄です。

 さて、ちゃうちゃう氏日本軍、当方米軍でプレイ開始。……したのはいいのですが、降下作戦で1の目を連発してそれだけでサドンデス負けしてしまいました。

 気を取り直してもう一度同じ陣営でプレイ。こんどは降下作戦を決めたのですが、こんどは上陸作戦でSユニットが1の目で壊滅。……やっぱり、VPが稼ぎきれずにサドンデス負けしました。

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 続いてプレイしたのは、第6軍救出作戦。金門島防衛戦と同じシステムで作られた、冬の嵐作戦のゲームです。特徴は原則1スタックごとに活性化して行動、行動後は消耗すること。司令部ルールがあって、司令部を使えば一度活性化した部隊でも全部が活性化して再行動出来ます。ソ連軍はこれを使ってターン中機械化軍団は2回行動出来ますし、ドイツ軍は装甲師団が軍団司令部もあって3回行動出来ることになります。

 ちゃうちゃう氏枢軸軍、当方ソ連軍でプレイ開始。

枢軸軍は、紙のようなソ連軍の第一線を食い破って突破してきます。ソ連軍は川沿いに防衛線を張ってドイツ軍を待ち受けます。が、川の防御効果もそれほど高くない上に、戦力比は、最大オッズを当てはめてから落とすのではなく、無限にオッズをとって、そこから1引く形式なので、ドイツ軍の圧倒的な戦力の前にはあってもなくてもおんなじです。

 それでも戦線に穴が開けば、戦略移動で一気に走られるので、戦線を何度も張り直して耐えますが、ついにソ連軍の戦線がすり切れます。すかさず隙間からドイツ軍が突破。戦略移動でドイツ軍は第2雷鳴線まで突破して、雷鳴作戦を発動させることに成功。勝利しました。

 続いて、W1815をプレイ。タイトルを見れば分かる通りの、ワーテルローのゲームです。ワーテルローの戦いを再現するゲームなのですが、ユニットとマップは有るけど移動はないのです。どうプレイするかというと、双方が1個軍団ずつ活性化して、活性化した軍団が相手を攻撃します。自軍に損害が出ることもあります。そして、相互に攻撃し合って、損害が蓄積して士気崩壊した側が負け、というもの。

 ちゃうちゃう氏連合軍、当方フランス軍でプレイ開始。

グランダルメーの砲兵がまず火を噴きますが、いきなり自爆で損害を受けます。大丈夫かフランス軍。対する連合軍は、プロイセン軍を召集せず、英軍の軍団を使って攻撃してきます。互いに消耗を出し合い、フランス軍は2個軍団が壊滅します。仕方ないので親衛隊を投入するフランス軍。

親衛隊が前に出ると、連合軍に大きな損害を与えることは出来ますが、フランス軍のモラルも下がってくる諸刃の剣。この親衛隊の突撃で英軍も損害が出ますが、フランス軍のモラルもどんどん下がります。最後に、このモラルチェックに成功すれば100%連合軍の勝利、というモラルチェックで連合軍がまさかの失敗。(1Dで4以下なら通ってた)ギリギリの勝利をフランス軍が収めました。

 最後に、軽いものを、ということで、ねこあつめをプレイ。

お互い小判を握り合う展開で、最後小判に頼らずセレブねこを集めたちゃうちゃう氏が勝利しました。

感想

 Return to the Rock。やっぱりアメリカ人が作るゲームだと日本軍は強力です。なにしろ史実ではあり得ないような連携の取れた組織的行動を、隠密行動でやってくるのです。アメリカ軍の方は物量で負け、連携能力で負けしてるのでは勝負になりません。それでも、サドンデスがなければまだ戦えるかもしれませんが、手番の数を考えると、とても日本軍相手に勝てる気はしません。ソロでも日本軍が負ける気はしませんでしたが、今回はそれ以上にボロボロに負けました。

 第6軍救出作戦。戦略移動を制限するルール改定は採用必須でしょう。それでも、3回活性化出来るドイツ軍は、ソ連軍の増援が出てくる前に第2雷鳴線までなら突破できると思われる展開でした。それだけでドイツ軍の勝率は2/3です。

 手加減なしに感じた問題点を。

 最大の問題は、ドイツ軍の「ショック効果ユニット」がやたら多い事。このせいで、ソ連軍は表向きのユニットで防御する理由が皆無になってます。戦力半減で迎え打つ必要があるのでは、それだけでソ連軍には辛い展開です。それでいて、ドイツ軍の移動力が大きいので、ソ連軍の戦線に穴が開き、戦略移動の制限を入れなければ、第1ターンに最終雷鳴線までたどり着けます。最終雷鳴線まで行けばドイツ軍は100%勝利です。ソ連軍は第1ターンに動けないユニットが戦線後方にいるので、これは第1ターン員数外扱いなのも困りものです。

 一回のプレイでゲームバランスを云々するのもおこがましいのですが、正直ソ連軍の勝ち筋が見えません。ドイツ軍は補給度外視して錐をもむように突破していけるのに対し、ソ連軍は戦線が必要なので、一点に戦力を集中して突破を図られると、ドイツ軍の出目がよほどひどく腐らない限りドイツ軍が勝つと思われます。結局、ドイツ軍はコテリニコヴォが落ちても負けないので、防御は一切考える必要がないのですから。

 W1815は、楽しめるミニゲームです。サイコロ勝負のゲームなのですが、それが気にならない人にはお勧めです。

 ねこあつめは、短時間で楽しめる、こちらも楽しいゲームです。とりあえずねこが可愛い。

 

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2020年9月17日 (木)

2020年9月13日広島・ゲーム・サービス例会報告

プレイされたゲーム

  • Undaunted: Normandy(Osprey Games)
  • Lincoln(Worthington Games)
  • History of the World(AH)

プレイの内容

 この日は、コタさんが急用でお休み。いつもならマルチを持ってこられるamanoさんは、今回は2人用ゲームを3点持参でした。

まずは、amanoさんと私とで、Undaunted:Normandyをプレイ。このゲームは、カードと、タイルで作るマップを使う戦術九ゲームです。

 とはいえ、このゲーム、どちらかというとカードゲームよりに作られてます。基本はドミニオン形式。最初にデッキが存在し、そこから4枚引いて手札を作り、その手札から、まず順番決めのカードプレイを行い、イニシアチブ側が手札目いっぱいまで行動、次に非イニシアチブ側が残ったカードで行動。最後に双方手札を補充して終わりです。

 手札の中には、Fog of Warという、くず札も存在します。偵察員で手札から取り除けるのですが、移動範囲を偵察員が増やすと、自動的に山札に入ってしまうのが困りもの。このFog of Warの管理が、このゲームの重要ポイントになるでしょう。

 さて、amanoさん独軍、当方米軍で最初のシナリオをプレイ。このシナリオ、独軍はすでに3VP稼いでいて、あと2VP取れば勝てるのが優位。一方米軍は、スタートポイントが防御に向いてるのが取り柄。戦力は互角なので、出目とデッキ回しが命です。

 米軍は最初独軍に翻弄されますが、ゲームになれてきたところで、VPを持つ、独軍3VP村とは反対の盤端に陣取る独軍への兵力を集中しての射撃がよく命中。これを排除してVPを稼ぎ勝利出来ました。

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ここで、菊蔵さんとizumotoさんがこのゲームを引き継いでプレイすることになります。

amanoさんと私は、Lincolnのプレイに移ります。このゲーム、リンカーンというだけあって、南北戦争のゲームです。プレイ感覚は、カードプレイが入ったハウスディバイディッドと言ったところ、カードプレイで移動や戦力の購入、指揮官による指揮といったプレイが可能になります。

南軍の取り柄は、戦闘に勝ちまくればヨーロッパからの介入で独立が認められて勝利できること。北軍は不用意に負ける戦闘ができないのです。対する北軍は圧倒的な海軍力と豊富なカード枚数を誇ります。が、このゲーム、北軍は3回デッキを回すとゲーム終了で、この時点でVPが十分になければ敗北なのです。北軍には、計画的な行動が必要とされます。

amanoさん北軍、当方南軍でプレイ開始。

北軍は西部重視で兵力を積み上げます、対する南軍はワシントン攻略を夢見て東部を増強、ワシントンに向けて進撃を開始します。

が、北軍は東部重視に作戦を変更、大兵力を東部に編成します。それを見た南軍、鉄道輸送で西部へ兵力を引き抜き、東部は踏み込んだ土地を明け渡しつつ、遅滞戦術に徹します。このゲーム、移動してきた相手に対し、戦闘を挑むか、戦闘前に退却して戦闘自体をおこさないかの選択肢が防御側にはあるのです。

北軍は東部で快調に進撃、リッチモンドすら落とします。これを見て青くなった南軍、主力を再び東部へ移動させ、リッチモンド奪回決戦を挑みます。これに辛くも勝利した南軍は、要塞を西部に建設しまくって防御態勢を整えます。この要塞線と、リッチモンドを守り抜けば、海上封鎖でVPを北軍に稼がれても、なんとか南軍勝利でゲームを終えることが出来るのです。

もちろん、北軍にもそれはわかってるわけで、戦力を西部に集中しヴィックスバーグへの進撃を開始します。が、この戦闘で、南軍は温存していた強力なカードを使いまくって1ポイント差の勝利を2度成功させます。その損害でヨーロッパは介入寸前、ここで、南軍が外交官のカードを使用。この外交官、両軍とも持っていて、お互い自分に有利なようにヨーロッパの動向を動かすことが出来るのです。これでヨーロッパは南部の独立承認で介入。ゲームは南軍の勝利に終わりました。

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さて、その間、2度Undaunted: Normandyをプレイしていた菊蔵さんとizumotoさん。2度目はシナリオ2でプレイして、シナリオ2は独軍不利ではないかとizumotoさんが話すので、amanoさん米軍、当方独軍で検証プレイ。

さて、このシナリオでは、独軍は機関銃を持っている代わりに、1分隊しか登場しません。米軍は2分隊つかえるのが強み。独軍は森に陣取って、米軍の側面突破を阻止すれば勝利、逆に米軍は側面から突破出来れば勝利です。

独軍の方針として、できるだけ機関銃を生かすということで、最初に手札に紛れているFog of Warを可能な限り排除し、カード購入は機関銃手と偵察員に集中、ライフル兵のカードは購入しないことにします。これで、機関銃をバリバリと撃ちまくり、米兵を撃ち殺すのがこちらの作戦です。

米軍は普通に偵察員が前進してきます。その後ろをライフル兵が移動、このライフル兵が突破すれば、米軍の勝ちです。そこへ降り注ぐのが手札回しで手に入れた機関銃手の射撃。機関銃は普通のユニットが1つしかダイスが振れないところ、2個振ることが出来るのです。他の兵士も次々と突破を図る分隊へ動かずに射撃。Fog of Warを取り除いて撃ちまくれる態勢を作ってる独軍に対し、偵察員のカードが不足気味な米軍は移動範囲を増やすたびにFog of Warが膨れ上がってきて、有効な反撃が出来なくなってきます。

結局、ゲームは、独軍が米軍を全員撃ち殺して終わりました。

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最後に、後から来たO石さんとT井さんを加えて、6人でHistory of the Worldをプレイ。

言わずと知れたアバロンヒル末期の傑作マルチゲームです。個人的には、こちらも名作の誉れも高い7 Agesより好みだったりします。

シュメール文明から、ドイツ帝国登場までの歴史を、7つの時代に分けてプレイヤーはプレイすることになります。

ゲームは、ローマ帝国が意外と伸び悩むなど、紆余曲折がありましたが、残念なことに時代6(スペイン帝国登場まで)で、時間切れして終わりました。

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感想

Undaunted: Normandy、戦術級ゲーム、ということになってますが、基本はドミニオン系のカードゲームです。Fog of Warを効率的に処理しないと、手札がどんどんクズ札で汚染されて行きます。マップ上どこでも10面体ダイスを振って「0」を出せば問答無用で命中する一方、兵器の故障なんてルールはないので、可能な限りデッキをきれいにして、バリバリと撃ちまくりたい所です。もっとも、相手が巧みな機動を見せれば、バリバリ撃ちまくるだけでは勝てない。このあたりのジレンマが肝でしょう。

Lincolnは、南北戦争ゲームのご多分に漏れず、北軍の方がプレイが難しいようです。南軍はバランス良く守れば勝てるのですが、北軍には攻撃の重圧が掛かります。損害を度外視した攻撃をすれば、もちろんヨーロッパの介入で負けます。だからといって、攻撃しなければVPが稼げません。海上封鎖は重要ですが、海上封鎖カードと、沿岸攻撃カードが同じカードというのが悩ましい。史実通りのニューオリンズ攻撃でVPを稼ぎたくなりますが、それだけ海上封鎖が遅れるのです。海上封鎖はVPと南軍の弱体化を両方満たしてくれるのです。

History of the Worldは、惜しくも時間切れになってしまいました。次やることがあれば、プレイヤーがある程度慣れてるので、多分最後まで行けるのではないでしょうか。

 

 

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2020年9月 8日 (火)

2020年9月6日ウィリー家例会報告

プレイされたゲーム

  • 気壮山河(KV)
  • 日露戦役(堀場工房)
  • 耳川の戦い(CMJ)

プレイの内容

 この日、izumoto氏を招いてプレイしたのは、気壮山河の中の1作、第三次長沙作戦。このゲームは、微妙にルールの異なる4つのゲームが1つに入っている仕様になってます。

 izumoto氏国民党軍(中国軍)、当方日本軍でプレイ開始。日本軍は長沙目指して前進する一方、鯨師団を側面に回して広い正面で攻勢に出ます。

 対する国民党軍、増援を呼ぶとVPがかさむということで、ユニットを犠牲にして守り、増援は呼ばず、除去されたユニットを補充してしのぐ作戦を採用します。

 このゲーム、突破移動が日本軍にだけ許されているのですが、突破戦闘は許されません。また、突破移動する部隊以外のユニットに隣接してるユニットはZOCを失うのですが、突破移動の後包囲してタコ殴られると痛いので、そうそう簡単に突破移動も出来ません。というか、このルールを適用すると、1ターンに2ヘクスしか日本軍は前進出来ないのです。……2ヘクス後ろに戦線を張って防御すれば、回復部隊を使う事で簡単にユニットがローテーションできてしまいますから。

 結果、日本軍は必要なVPの半分も稼げず惨敗しました。

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 続いて、日露戦役をプレイ、izumoto氏日本軍、当方ロシア軍でプレイ。

 日本軍は出足躓きますが、ロシア軍の前進防御を巧みに排除して浸透、遼陽を落とし旅順を順当に攻略、あとは奉天を落とせば、たとえ反撃で奉天を取り替えされても勝ち、というところまで進みます。3戦力ユニット2個に補給を万全に入れて6サイコロ振り、対するロシア軍は最大限の抵抗を試みますが、2戦力ユニット一個で3サイコロ振り、どう考えてもこれは日本軍が勝ったと思いきや、ロシア軍が最後の意地を見せて2以下を3回出す大奮戦。

 日本軍側は確率通りの3ヒットだったので、奉天攻略に失敗。奇跡的にロシア軍が勝利しました。

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 最後に、耳川の戦いを台風が接近する中プレイ。

izumoto氏大友側、当方島津側でプレイ。

 大友側は川越のVPを捨て、城の攻略に総力を注ぎます。島津側は救援軍を派遣すると共に、VP勝負になった時に備えて川を越えて相手の拠点を落として回ります。

 3ターンが終わったところで、風雨が強まったので切り上げました。

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感想

 気壮山河、やらせたいことはわかるのですが、少なくとも第三次長沙作戦シナリオ、増援を出さずローテーション防御した場合についてのテストプレイをしてるような気はしません。増援は強制的に登場、とすれば、なんとなく日本軍にも勝機はありそうですが、そうでなければ長沙を攻略でもできない限り、まずVPで負けるでしょう。

 日露戦役、ロシア軍は下手に欲を出さず守ってる方がよさそうです。今回は下手に欲を出してあと少しで負ける所でした。

 耳川の戦い、途中で終わってしまったので、どっちが勝つとも言えない状況で終わりました。VP的には、除去ユニット差と拠点防御で五分五分だった気はします。最後の勝負は、城が落ちるかどうかになるのかもしれません。

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2020年9月5日ウィリー家例会報告

プレイされたゲーム

  • Comet!(盆栽ゲームズ)
  • 日露戦役(堀場工房)
  • まじかるベーカリー
  • まじかるベーカリー 私が店長

プレイの内容

 この日、ちゃうちゃう氏を招いてプレイしたのは、まずComet!.簡略な空戦ゲームです。特徴は、移動チットを引いて航空機を移動させるのですが、引いたチットの移動力を「全部」使い切らなければならないということ。都合良く加速や減速は出来ないのです。航空機の性能は機種ごとにちょっとずつ違っているので、航空機の性能によって、移動力もチットとはちょっとずつ変わってきます。

 最初は、B-17迎撃シナリオでプレイしたのですが、3回、Bf-109G、Comet、Me-262でそれぞれ迎撃するも、どの機種でも、B-17がただ直進してマップ端を目指すのを、1度ぐらいしか迎撃出来ず、取り逃がしてしまいました。B-17、空飛ぶ要塞だけあって、「撃墜」の結果が「損傷」に、「損傷」の結果が「ダメージ無し」になるのです。そして、最良の条件で射撃して、損傷させる確率が「1/2」……どうしろと。

 気を取り直して、P-51vsFw-190による空戦ゲームをプレイ。ちゃうちゃう氏P-51,当方Fw-190でプレイ。

 我がフォッケウルフ隊は、幸先良くP-51を撃墜するも、P-51も空戦機動を駆使してフォッケウルフを1機撃墜します。乱戦のなか、幸運にもフォッケウルフ隊は2機が損傷止まりで終わってくれますが、まともな機は1機だけになります。P-51側も、1機を損傷させられたところで、ゲーム終了。シナリオの条件により、引き分けとなりました。

 

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続いて、日露戦役をプレイ。1ユニット軍団~軍規模、あるいは1艦隊規模という、大胆な省略を入れたゲームです。補給ポイントで購入出来るカードがゲームに花を添えます。

 ちゃうちゃう氏日本軍、当方ロシア軍でプレイ開始。日本軍は積極的にカードを買っていくプレイを実施、ロシア軍もカードを買えるだけ買いますが、いかんせん序盤の補給量は日本軍の方が多い。日本軍の方がカード枚数は優勢になります。

 ロシア軍は遼陽を守るべく落ち着いた機動。日本軍はロシア軍の反撃を恐れておっかなびっくりで前進してきます。

結局、遼陽の火を見ることなかった日本軍が敗北しました。

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続いて、軽いゲームを、ということで、まじかるベーカリーをプレイ。

ちゃうちゃう氏がうまくパンを焼いて、親方の信頼を得て勝利しました。

時間が余ったので、さらに軽いゲームを、ということで、まじかるベーカリー 私が店長をプレイ。

ちゃうちゃう氏が、最後の最後で使うカードを間違えてしまい、私が勝ちました。あれ、貴族を得ているバイトリーダーを引き抜いてればちゃうちゃう氏が勝ってたはずです。

感想

 Comet!。B-17迎撃はやめておきましょう。ゲームとして成り立ってません。空戦を楽しむゲームとしては面白く遊べました。手軽に空戦が出来るのは優れものです。速度が自分で自由に決められないので、背後に回ってもうまく射撃できるとは限らない、というのは、いらつく人もあるかもしれませんが、実際の空戦はそんなものなのかもしれません。

 日露戦役、ゲームとしては面白いように思います。多分、日本軍の方がプレイは難しいとは思いますが。攻撃側はやっぱり重圧を受けるのです。

 まじかるベーカリー、はったりと運がものを言うゲームです。私はどうもこれは勝てないのです。突っ張るとパンを焼けず、パンを押しつけると焼かれてしまう……

 まじかるベーカリー 私が店長は、まじかるベーカリーに比べれば、普通のゲームです。もっとも、圧迫面接だのオーブン泥棒だのが出てくるパン屋ってブラックすぎる気はしますが。

 

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2020年9月 3日 (木)

2020年8月30日ウィリー家例会報告

プレイされたゲーム

  • Holland’44(GMT)

プレイの内容

 この日、izumoto氏を招いてプレイしたのは、Holland’44。シモニッチ作のマーケットガーデンゲームです。

izumoto氏連合軍、当方ドイツ軍でプレイ開始。

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 izumoto氏率いる連合軍は降下のさいの目で一度も6を出さず、見事に全部隊降下を決めます。ドイツ軍にとって、それはまあ想定内。想定外なのは、ソン橋とフェーフェル橋のどちらも爆破に失敗したこと。これで第30軍団の進撃を止める任務は、いきなりナイメーヘン守備隊へと罹ってきます。

 ドイツ第59師団主力の部隊は懸命にソン橋とフェーフェル橋を結ぶ道路へ向けて攻撃に出ますが、戦車が1ユニットしかない攻撃では迫力を欠き、第30軍団先遣隊に攻撃を阻止されます。第30軍団は作戦3日目にはナイメーヘンへ到着。ここで死守の目が1だったドイツ軍はあっさりとナイメーヘンを明け渡します。

 ドイツ軍期待の第107装甲旅団は、ナイメーヘンへ向かおうとしますが、ここにも第30軍団が進出、一個旅団ではどうしようもなくなります。

 ドイツ軍は抵抗線をナイメーヘン北岸に決めて守りますが、これも死守で1を出してナイメーヘン道路橋の確保を許し万事休す。

作戦4日目にして、これで連合軍が勝てないようならゲームとして破綻してる、ということで、時間も押したので、第11ターンでゲームを切り上げました。

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感想

 ソン橋とフェーフェル橋のどっちも落とせないと、ドイツ軍はかなり厳しい戦いになります。逆に両方が落ちてると、連合軍が地獄を見るとは思われます。橋爆破の出目で展開が大きく変わってくるゲームではあります。

 さすがにシモニッチだけあって、多少ルールは面倒でも、面白いゲームなのですが、橋爆破の出目次第なところがあるのは、マーケットガーデン作戦ゲームの宿命なのでしょうか。It never snowsでも、橋爆破の出目でゲーム展開が決まってた気がします。まあ、あっちは少々橋が壊れないぐらいでは、連合軍不利は動かなかった記憶がありますが。

 いっそ、ソン橋とフェーフェル橋は、史実通りに爆破結果が出るぐらいにした方が、ゲームとしては成り立つのかもしれません。結果がわかるとつまんない、という人もいるでしょうけど……

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