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2020年10月 5日 (月)

2020年10月4日ウィリー家例会報告

プレイされたゲーム

  • アーヘン(テストプレイ)

プレイの内容

 この日、izumoto氏を招いてプレイしたのは、アーヘン。CosiのAachenを、地図版以外全部作り替えてのリメイク品です。

システムの特徴は、フレキシブルなターン構成。1ターンの時間経過が不定で、米軍が12ステップロスするまでインパルスを繰り返します。

12ステップロスした時点で、ターン終了フェイズを実施、ユニットを再編成し、部隊を展開しなおし、米軍の砲弾を補充して次のターンにうつります。

インパルスも、戦闘→移動で、戦闘後前進なしというシステム。補給は必要に応じて判定し、補給切れだとモラルが-3されます。戦闘も最近珍しくマストアタック。砲兵支援という概念はなく、砲兵が攻撃すれば、そのヘクスへの攻撃が強制免除(通常の攻撃不可)されるのも特徴でしょう。

戦闘結果は、すべてがモラルチェックという割り切り。モラルチェックに失敗するとユニットがステップロスし、スタックの代表ユニット(先導ユニットと呼ぶ)がステップロスしたら1ヘクス退却という次第。もちろん戦闘結果表には、モラルのさいの目修正が書いてあります。ユニットに、対歩兵戦闘力と、対機械化部隊戦闘力が書いてあって、「敵の先導ユニット」が歩兵部隊なら歩兵戦闘力を、機械化部隊なら、機械化戦闘力を使うようになってます。

地形効果は、全部モラル修正にしてあるという割り切り。平地でモラル-1。+のモラル修正は機械化部隊が得られない、というのも特徴です。

砲兵は強力で、通常攻撃を免除させてくれたり、大火力でぶち込んでハイスタックを焼き払ったり出来るという優れもの。ただし、弾数制限はしっかり入っていて、米軍は毎ターン補充がありますが、独軍は最初に持ってる砲弾を撃ち尽くしたらそれで終わりです。もっとも、米軍も砲弾は潤沢にあるわけではないので、使い方には頭を悩ませます。

さて、izumoto氏独軍、当方米軍でテストプレイ開始。

ルールも口頭で軽く説明されただけの米軍、とりあえず、ターン開始時の航空支援を総花的にばらまいて攻撃します。これで戦線に穴を空けます。航空支援は、0~2の数値が書いてあって、数値分敵がステップロスする、という強力さです。が、独軍の方もマルチステップユニットがいるので、1枚だけで守ってるからといって、1が出れば即除去とは限りません。なお、部隊は移動するか、攻撃を受けるまで敵軍には隠匿されるというルールになってます。航空攻撃は完全に敵の様子が見えないところで打ち込まねばならないのです。

このゲーム、川はヘクスを流れていて、侵入するとかならず停止です。小川に移動して渡河攻撃を意図する米軍ですが、そこへ降り注ぐのは独軍の砲撃。川ヘクスにいるユニットは、モラルが-3されるので、次々と部隊がステップロスしていきます。

結局、川を渡ることすら出来ず、米軍の攻撃は頓挫します。これで第1ターン終了。

第2ターン、米軍はデザイナーizumoto氏の助言と、第2機甲師団の増援を得て再度攻撃を開始。

こんどは、航空支援を一点に集中して、橋のあるヘクスを超えて部隊を流し込みます。第2機甲師団は、川の両岸を掃討しつつ前進。

ビッグレッドワン、こと、第1歩兵師団もアーヘンの外郭を攻撃に出ます。第3機甲師団まで投入すると、損害がかさむとみて第3機甲師団は待機です。

対する独軍、タイガー中隊を呼んで第30歩兵師団と第2機甲師団が作った渡河点を押さえ込みに掛かります。

が、これは司令部と砲兵部隊の防衛に投入され、川沿いに進む第2機甲師団方面はてつかずです。司令部が焼かれると砲撃が出来なくなるので、砲兵と司令部の防衛を優先したわけです。

米軍の方は、ゆっくりとではあるが着実に前進。アーヘン中枢以外からドイツ軍を一掃します。が、アーヘン中枢部は地形効果が高く、包囲しなければとても落ちません。包囲に取りかかるべく川沿いの進撃を続けてるところで、損害がかさみ12ステップロスに達する米軍。

ここで、時間切れでテストプレイを打ち切りました。

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感想

最初普通のゲームとは違うシステムに戸惑いましたが、慣れれば頭に入りました。

砲撃は、当たればスタック内全部のユニットにモラルチェックを強要できる優れものですが、十分な戦果を上げるには軍団砲兵と師団砲兵の協調が必要になります。軍団砲兵をどこへ配置するかも重要なファクターです。

一方、通常戦闘では、先導ユニットをステップロスさせるのが精一杯ですが、先導ユニットをステップロスさせれば、敵をZOCから追い出す効果があります。通常戦闘では補給がいらないので、効率的に砲兵を運用して、通常戦闘で敵を駆逐出来るかが勝負です。

砲兵はフルスタックに最大火力でぶち込めば素晴らしい効果を上げるでしょうが、弾は潤沢にはないので、ここ一番でぶち込む必要があります。ソークオフにも砲兵が必要なので、出来れば砲弾はケチりたいところですが、あんまりケチっても戦果が挙がらないことになるでしょう。

基本システム自体はちゃんと動いていると思います。問題はゲームバランスですが、こればかりはテストプレイを重ねないとなんとも言えません。私個人の考えを言えば、今のルールなら独軍有利と思うのですが、デザイナー氏は現状だと米軍有利に見てるようです。

とはいえ、これ、出版は考えずに作ってるゲームだそうなので、世に出ることはないでしょう。世に出すには、ユニット数が多すぎマップが広すぎて同人で作るには荷が重いのです。

それでも、これがまともに動くようなら、同じシステムで戦場を変え、もっとユニット数とマップの広さを小さくしたゲームが世に出るかもしれませんが。

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