2021年1月24日ウィリー家例会報告
プレイされたゲーム
- The Korean War(VG)
プレイの内容
この日、izumoto氏を招いてプレイしたのは、The Korean War。朝鮮戦争を扱ったVGのゲームです。基本は1ユニットごとの逐次移動ですが、ダイスを振って決まる作戦行動数分、片方が一方的に動いた後、相手側が同じようにダイスを振って作戦行動数を決め、その作戦行動数分一方的に動くことになります。
行動をパスすると、そのインパルス中は完全に何も出来なくなり、相手が一方的に動けるようになるので、パスするのは全部隊が動いた後が良いのですが、行動したユニットは弱体化するので、どのタイミングで動くべきか難しい、難易度は高めのゲームです。
izumoto氏国連軍、当方北朝鮮軍で、シナリオ1をプレイ。シナリオ1は、北朝鮮軍の開戦から釜山橋頭堡へ国連軍を押し込めるまでを扱います。
北朝鮮軍、まずはソウル目指して一直線に攻撃を掛けます。このゲーム、ユニットを活性化すると活性化された部隊に行動ポイントが付与され、その行動ポイントを消費して行動することになります。移動にも攻撃にも行動ポイントが必要なので、攻撃すると移動が滞り、移動すると攻撃能力が低下します。が、ここは戦車部隊をたたき込んでのソウル攻略に成功。北朝鮮軍は続々とソウルへ向けて集結します。
国連軍側はまず分散している韓国軍の統合から入ります。連隊規模の部隊は対戦車力も低く、北朝鮮軍の戦車を含む攻撃に一方的に蹂躙されてしまうのです。
第2ターンからはインパルスが2回あります。そして、奇襲から立ち直った国連軍は制空権を握ります。
北朝鮮軍は、ソウルから南下を開始、ソウル近郊に陣取る韓国軍一個師団を包囲して叩きます。アメリカ軍部隊も到着しますが大邱と釜山の防衛拠点の構築を行うだけしか部隊がありません。国連軍の制空権と言っても、さいの目修正±1が1回の戦闘に加えられるだけで、しかも回数制限があるので、戦車部隊の突進を止めるだけの力はないのです。
第3ターン、このターンから、補給拠点がゲームに加わります。今までは部隊が持ってる補給を使って行動出来たのですが、このターンからは部隊が持ってる補給を使い果たした扱いになって、補給拠点から補給をもらわないと補給切れになるのです。
さて、大邱に要塞構築を成功した国連軍は大邱防衛に主力を投じます。これを見た北朝鮮軍は、大邱攻略を助攻とし、主攻軸を西海岸側からの釜山直撃に当てます。というわけで、補給拠点は大邱方面には一切置かず、全力を西海岸から釜山へのルートに割り当てます。
これを見た国連軍は、大邱と釜山の両対応が可能な位置に補給拠点を配置します。が、補給のさいの目の走った北朝鮮軍が強烈なパンチを繰り出すのに対し、国連軍は出目が腐ります。第一インパルスこそ補給が1点到着してなんとか防衛に成功しますが、第2インパルスでは出目が死んで補給ポイント0! これで全軍が補給切れとなります。
補給切れとなった国連軍を西海岸からの攻撃で圧倒した北朝鮮軍は釜山にとりついてこれを包囲。ここで国連軍側が投了しました。
感想
ルールの分量は多いのはともかく、ルールが飛び飛びになってて必要な情報を手に入れるのに苦労するのはちょっと困りものです。
それを除けば、朝鮮戦争の雰囲気の出てる良いゲームです。戦車を先頭に、国連軍の制空権を物ともせず突っ込んでくる北朝鮮軍。奇襲から立ち直るべく土地を明け渡して再編成を試みる韓国軍。そして押っ取り刀で駆けつける米軍。今回は国連軍の補給ので目が腐りまくった上にルールの確認間違いがあって国連軍がボロボロになりましたが、正しいルールでやれば~そして出目があそこまで腐らなければ~ちゃんと釜山橋頭堡は確保出来るはずです。
BGGで高評価なのも納得の一作です。
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