2022年5月22日広島・ゲーム・サービス例会報告
プレイされたゲーム
- Advanced Squad Leader
- リトル タウン ビルダーズ
- FOGSITE
- ぬくみ温泉繁盛記
- Imperial
プレイの内容
この日、シミュレーションゲーム組がプレイしたのは、Advanced Squad Leaderのベルリンシナリオ。
ベルリンに包囲された独軍部隊が、西方突破を目指すのを、ソ連軍が阻止線を張って阻止しようというシナリオです。
ソ連軍は、当然両翼のどちらかから突破するだろうと判断、部隊を2分して待ち受けます。しかし、ドイツ軍はその裏をかいて中央突破を試みます。
しかしながら、部隊の集結を待って突破を図ったドイツ軍を待ち受けていたのは、増援で登場した戦車と、こんなこともあろうかと配備していたソ連軍部隊。そして走りまくるソ連軍の出目。脱出に必要な橋の上はドイツ兵の血で染まり、結局ドイツ軍部隊は脱出に失敗しました。
マルチ組は、Bさんを迎えてのゲームプレイ。
最初にプレイされたのは、リトル タウン ビルダーズ。
このゲームは、山野に小さな街を競争しながら作っていき、建物の建設や建物の効果でVPを稼いでいこうというものです。ただ、ラウンド数は4しかなく、1ラウンドに使えるアクションも3だけです。当然無駄のない行動が必要になってきます。
このゲームは公称30分程度で終わるということなので、2回プレイされました。お金が十分あれば資源がいつでも買える、というルールと、他人が建てた建物の効果を得るには、お金を所有者に払う必要があるので、お金は重要です。が、VP源としては、資源をいかに集めるかが大切で、お金はあまり重要じゃないというのが悩ましい所です。
次にマルチ組がプレイしたのは、FOGSITE。このゲームは、ダンジョン側プレイヤーと、探索者側プレイヤー達に別れて、探索者側が脱出に成功すれば探索者側の勝利、これを阻止すればダンジョン側の勝利というものです。
最初、ダンジョン側プレイヤーは、密かに自分の迷宮を作ります。探索者側は迷宮にばらばらに配置され、迷宮がどうなってるのかまったく分からない状態で始まります。
探索者側は迷宮を手探りで調査、探索者全員の合流をめざします。が、迷宮で探索者が合流したかどうかは、探索者には分かりません。探索者側は迷宮の形を推理し、探索者が全員合流してると確信したら「脱出する」と宣言できます。本当に全員が合流してれば、脱出に成功しますが、全員が合流してなければ、脱出は失敗してダンジョン側プレイヤーの勝利となります。
そして、迷宮には時間制限もあります。探索していくごとに時間が過ぎ、時間切れになるとやっぱり脱出失敗でダンジョン側がプレイヤーが勝つのです。さらに、ダンジョン側プレイヤーには探索者を攻撃出来るキャラもいます。が、ダンジョン側は注意が必要。攻撃キャラがいるという情報も、ダンジョンの情報のうちなのです。
このゲームも2回プレイされて、2回とも探索者側が合流して勝利してました。ダンジョン側は迷宮を工夫して作らないといけないようです。
続いて、マルチ組がプレイしたのは、ぬくみ温泉繁盛記。
このゲームは、温泉宿の経営者になって、温泉を繁盛させるというもの。
最初、温泉といいながら、受付しかない(受付自体が一種の銭湯みたいになっていて、必要最小限度の温泉機能はありそうなのですが)状態で温泉宿が始まります。
そんな温泉宿に、客室やいい温泉、さらには遊技場とかいけすや菜園などを設置したり、助っ人を頼んで助力してもらったりしながら、お金を稼いで従業員にまかないを出して働いてもらって温泉を繁盛させればいいのです。
勝利は、温泉の拡張と手持ち現金で決まります。1金1VPという、割とお金のレートが重いゲームです。
最後にマルチ組がプレイしたのは、Imperial。
このゲームは、第1次世界大戦のヨーロッパの死の商人となって、戦争する国を背後で操り、お金儲けの為に各国を戦わせるというもの。
ディプロマシーと違って、国の勝敗自体は問題じゃないのがポイントです。
ゲームは、オーストリア・ハンガリーの支配権を持つプレイヤーがオーストリア・ハンガリーをガンガン発展させます。
これを見た他のプレイヤーは全力でオーストリア・ハンガリーに投資。支配権をそのプレイヤーから奪い取ります。
が、このゲームはあくまで戦争するゲームじゃなくて投資ゲーム。効率的に株を買ったプレイヤーが勝利してました。
感想
ASLは最近ずっとシミュレーションゲーム組がプレイしてます。今回はドイツ軍がソ連軍の裏をかいたのにも関わらず、部隊の集結を待ったのと、圧倒的なソ連軍の出目の前に敗れたそうです。
リトル タウン ビルダーズ。軽いゲームですが、ちゃんと悩みどころがあります。ワーカーマーカーがネコに見えるのはご愛敬。ワーカーがおける場所が空白地に限られていて、資源が取れる場所とか建物のある場所じゃないのがポイントでしょう。このため、人に使ってもらえるような場所に、使ってもらえるような建物をいかに建てるかが勝負を分けるようです。
FOGSITE。探索者側にややバランスが有利じゃないか、という意見がありました。ただ、ダンジョン側の方がプレイは楽しそうなので、そこらはバランスしてる様に思います。ダンジョン側が熟練すれば、ちゃんとゲームもバランスがとれてるらしいのですが。
ぬくみ温泉繁盛記。プレイが進むと出来ることが増えて行くという調整は見事です。ラウンドカードの裏が行動になっていて、ラウンドが進むと行動が増えるのです。とはいえ、1金が1VPなので、無駄遣いは厳禁なようですが。
Imperial。ずっと前にプレイした記憶がありますが、すっかりどんなゲームか忘れてしまってました。国に投資する権利がぐるぐる回りするのがこのゲームのポイント。投資で国をとられることがあるので、国を育てるゲームではなく、国は金稼ぎのための手段と割り切るのが大切なようです。
最後になりましたが、Bさん、今回は参加ありがとうございました。
また時間がありましたら、参加してくださるようお願いします。
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