2022年12月18日広島・ゲーム・サービス例会報告
プレイされたゲーム
- RED STORM(GMT)
- France'40 Sickle Cut(GMT/CMJ)
- 1812
- IMPERIAL
プレイの内容
この日、シミュレーションゲームは2卓立ちました。
一つは、菊蔵氏とizumoto氏によるRED STORM。今回はソ連軍が爆撃任務を、NATO軍がその迎撃を行うシナリオです。
ソ連軍は、ルール解釈をちょっと間違えて、爆撃隊や戦闘機隊の編成のさいころ振りを、1編隊ごとに実施してました。本来のルールでは、戦闘機隊で1回、爆撃隊で1回というふうに、任務ごとに振るのだそうです。本来のルールなら、各部隊は同じ機種で編成されてるので、同じ移動力なのですが、今回は混成部隊になってしまい、移動力がバラバラで部隊が一列になって進入するにも苦労してました。
ソ連軍は移動チット引きで優位に立ち、NATO軍迎撃隊を1編隊残して撃退します。が、残った1編隊がF-15! ソ連軍の護衛部隊をかいくぐりソ連軍爆撃機隊に襲いかかります。爆撃機とF-15では勝負にならず、1編隊が任務続行不可能に。
ソ連軍はSEED任務部隊で目標に機銃掃射、レベル3の損害を与えます。この、レベル3の損害が実際どの程度の成果になったかは、ゲーム終了時に判定して、これでVPが入ります。
……が、なにせ手間の多いこのゲーム、結局1例会で9ターン進みましたが、爆撃機隊が目標に到達する前に時間切れになってしまいました。
もう一つのシミュレーションゲーム組のプレイは、France'40 Sickle Cut。ミューズ川に到達した独軍が、連合軍を分断すべく西へ突進していくゲームです。
MAT氏がドイツ軍、私が連合軍でプレイ開始。
ドイツ軍はホート率いる第5,第7装甲師団と、グデーリアン率いる第1,第2、第10装甲師団は渡河に成功します。が、中央の部隊は渡河に失敗、ドイツ軍の渡河部隊は2つに分割されます。
ドイツ軍は装甲師団をホートに追随させるべく、最北部の2個装甲師団を一旦ミューズ川を渡河させて、ホートの後ろに回します。グデーリアンの部隊は、GO! GO! WESTとばかりに、西へ向けて進撃開始。
対する連合軍は、セダンに部隊を隣接させてドイツ軍の補給線に嫌がらせをします。北のホート率いる部隊相手には、北から引き抜いた戦車師団をぶつけて阻止線を張ります。中央部ではドイツ軍の出目が腐る一方こちらの死守の出目が走って渡河を許しません。
グデーリアンの部隊はセダンでの嫌がらせが効いて一旦停止、北に部隊を回して補給線の確保に向かいます。一方北で渡河したホートの部隊は南へ攻勢軸を指向、装甲部隊を纏めて運用にかかります。連合軍は阻止線を張りますが、さすがに装甲師団が8個まとまって襲いかかってくるとどうしようもなく戦線が維持できなくなります。
が、その時期は第7ターン、突破したドイツ装甲部隊に停止命令が出て、完全に南北を切り離すには時間が足りなくなります。対する連合軍はというと、南東から出てくる増援で反撃を開始、装甲部隊が消えたドイツ軍を南北から挟み撃ちにして装甲部隊を補給切れに追い込もうとします。
が、このゲームはあくまで1944年ではなく、1940年のフランス。南からの反撃こそ順調に進みますが、北からの攻勢はドイツ軍の反撃で早々に阻止されます。さらにドイツ軍の反撃で北方の連合軍はまるっと包囲される始末。
片腕でドイツ軍を締め上げるにはさすがに連合軍の力では足りません。が、ドイツ装甲部隊も停止命令で時間を浪費し、ドイツ軍が鉄道線を切れるかどうか本当にギリギリの多々買いになります。
そして迎えた運命の第10ターン、ドイツ軍は増援登場箇所Nをすべて制圧、さらに突破エリアXから3ユニットを突破させます。これで10VP。……そして、私が気づいてしまった連合軍のスクリーンの弱点……「この低練度イギリス軍歩兵師団(5戦力)相手に35戦力(7:1が装甲シフトと練度シフトで10:1になる)集まられれば自動的勝利で突破出来るよ」
ドイツ軍はそこへ35戦力集めることが出来ました。無念にもドイツ軍はイギリス軍師団を排除して出来た穴から自動車化歩兵師団を流し込んで鉄道線を遮断、これでドイツ軍のVPは20。
連合軍は最後のあがきでドイツ機械化部隊の補給を包囲で断ちますが、14ユニットを補給切れにし、突破箇所を一個補給切れにするの精一杯。
結局、19対14で、ドイツ軍が5VP差で勝ちました。
マルチ組は1812をプレイ。もちろん18XXシリーズの一作で、蒸気機関黎明期の鉄道会社の盛衰を扱います。
結果は聞いてませんが、楽しくプレイされたようです。
France'40が早めに終わったので、マルチ組と合流します。が、マルチ組は逆に2人抜けて、結局4人でIMPERIALをプレイ。
このゲームは、第1次世界大戦時の投資家になって、各国に投資して配当をもって死の商人としてお金儲けするというもの。
戦争は手段であって、あくまでお金儲けがメインというのがポイントです。
プレイは、英独同盟の成立でイギリスとドイツが走ります。
ロシアは英独同盟と、オーストリア=ハンガリーの両者から攻められて苦しい展開。イタリアはフランス、オーストリア=ハンガリーの両者の挟み撃ちに遭います。
私はフランスとイタリアとロシアの指導権を握って英独同盟に対抗しようとしますが、英独同盟に歯が立たずドイツが頭2つ抜けてゲーム終了。
ドイツとイギリス両方で稼いでたmon氏が勝利を飾りました。
感想
RED STORM、面白いがやたら手間で時間がかかるゲームの様です。計画を立ててそれを実行するゲームなのですが、いろんな要素を盛り込みまくった結果、実行段階の実際のプレイでやることがやたら多いのです。このあたり、ASL的なのかもしれません。
France'40 Sickle Cut。装甲師団がまとまるとドイツ軍の正面に立ち塞がれ無くなります。その時期がいつになるかが問題になるのですが、第7ターンに走り出しても連合軍が負けました。もっとも、フランス軍が南から反撃してるぐらいに戦力が余ってるのが問題で、本当は鉄道線維持のために部隊を送っておくべきだったのでしょう。
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