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2023年8月30日 (水)

2023年8月27日広島・ゲーム・サービス例会報告

プレイされたゲーム

  • Here I Stand(GMT)
  • RED TYHOON(CMJ/REVOLUTION)
  • Soviet Union's Finest Hour(自作)

プレイの内容

 この日のシミュレーションゲーム組がプレイ下のは、RED TYHOON。モスクワ前面でのソ連軍の反撃を扱ったドイツ装甲軍団シリーズの一作です。REVOLUTION版では、オリジナルでドイツ軍有利だったのを補正してあるという話です。

 DAKさんソ連軍、izumotoさんドイツ軍でプレイ。ソ連軍は最初ドイツ軍を攻めあぐねます。第6ターンを過ぎるころから攻撃が調子に乗ってきますが、9ターンしかないゲームでは致命的な遅れになってしまいました。

 さて、マルチ組がプレイしたのは、Here I Standです。宗教改革時代の、オスマントルコ、ハプスブルク家、イギリス、フランス、ローマ教皇、そして新教徒勢力の6勢力が自らの目的を達成してVPを稼ぎ、25VPを目指すゲームです。

 第1ターンは、オープニングカードでルターが新教を立ち上げる所からスタートします。新教がルターの居住地から広がって行きますが、ウィルムス公会議でカトリック側がちょっと押し返します。

 第1ターン、イギリスはおとなしく植民地遠征、ハプスブルク家は迫り来るトルコの脅威に対抗すべくウィーンに大軍を配置します。そのトルコはハンガリーを制圧し、ウィーンを落とすべく進撃を開始です。フランスはやっぱりおとなしく探検に出かけます。が、この探検隊は妨害のイベントカードで行方不明になってしまいました。

 新教徒はというと、聖書の翻訳に全力で当たります。教皇は論争を新教徒に挑んであわよくば論客を火あぶりにしてやろうと意気込みます。しかし、論争では新教徒に分があるらしく、挑んでも挑んでもさいころを振り負けます。とはいえ、一人はルター派の論客を火あぶりにしますが、返り討ちで一人教皇派の論客も火あぶりになります。

 第2ターンにイギリスはおとなしくするのを止めてスコットランド侵攻を開始します。フランスはこれに介入できるのですが、イギリスに恩を売るべくスコットランドを見殺しにします。トルコは全力でウィーンを落とし、さらにプラハを目指します。

 その頃、フランスとハプスブルク家は戦争中。お互いピレネーを越えての戦争を行いますが、フランスの反撃でなんとハプスブルク家の当主が捕虜になってしまいます。どうするハプスブルク家状態になりますが、ハプスブルク家もフランスの将軍を一人捕虜にして意趣返しします。

 第3ターンにゲームが大きく動きます。ハプスブルク家は戦争している他勢力と和平を行い、ウィーンと当主の返還を受けます。フランスも捕虜になっている将軍を帰してもらいます。

 その後、フランスがフィレンツェを攻略して頭一つ抜け出します。イギリスは男児の世継ぎが生まれて一安心します。余勢をかってのアムステルダム攻略はなんとかハプスブルク家がしのぎます。

 第4ターン、植民地のサイコロ振りで圧倒したフランスがカード9枚もちになって頭2つぐらい抜きん出ます。トルコはVPこそウィーン返還を受けて稼いだ物の、軍事的勝利が遠のいてしまいます。

 ここで時間切れ、フランスの優勢勝ちとなりました。

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 ここでマルチ組は大半が帰宅します。のこったmonさんと私とで、Soviet Union's Finest Hourをプレイします。

 このゲームは、東部戦線のキャンペーン級ゲームで、バルバロッサ開始からベルリン攻防戦までを描きます。

 今度こそモスクワを落とすと意気込むmonさんがドイツ軍、私がソ連軍でプレイ開始します。

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 ドイツ軍は宣言通りモスクワ方面へ一直線に迫ります。ソ連軍は要塞の防御力を当て込んでモスクワを包囲させ、ドイツ軍をモスクワ方面に引きつけてウクライナからベルリンを目指すことにします。

 しかし、1942年、ドーラを手に入れたドイツ軍はモスクワを包囲しての総攻撃を敢行します。このゲーム、ドーラを使えば要塞を破壊出来ます。要塞はそのヘクスへ補給を与える能力と、防御効果との2つがあるので、ソ連軍は要塞を使用せず要塞から出て防衛戦を戦う決断をします。

 が、ドイツ軍の猛攻の前にモスクワは陥落してしまいます。

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 交通の要衝モスクワを得たドイツ軍はここから東に突破した後南北へ展開してきます。

 他方、ソ連軍によるウクライナでの反撃は順調に進みますが、その背後にドイツ機械化部隊が迫ります。

 ソ連軍がウクライナで突破するのが早いか、ドイツ軍がウクライナのソ連軍を撃滅するのが早いかの競争はドイツ軍に軍配が上がります。ここで時間にもなったことで、ソ連軍の投了でゲームを終わらせました。

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感想

 RED TYHOONは良いゲームなのですが、ギミックルールがあるので、ある程度の慣れは必要だと思います。今回はソ連軍が慣れるまえにゲームが終わってしまいました。

 Here I Standは、思ったより時間がかかりました。次回やるときには、もう少し時間に余裕を見てプレイしたいところです。面白いゲームなのですが、ルール量ははっきり多いので、練習も必要だったのかもしれません。

 Soviet Union's Finest Hour、monさんからの評価は高いと思ってます。今回はモスクワ方面の手当をサボって早期反撃を試みてソ連軍が大敗を喫しました。モスクワはやはり交通の要であることは確かです。ここが落ちると、ソ連軍の戦線は一気に広がってしまいますから。

 

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